インフル接種お早めに

インフルエンザワクチンの接種は、例年通り10月1日から始めています。

先日も書いたように、今年はワクチン不足が確定しているので、現場では少々混乱するかもしれません。

薬品卸からワクチンが届いたのは先週の木曜と土曜。これでなんとか予定通り接種を開始できました。

例年このように、接種開始日の直前にようやくワクチンが届きます。いつもヒヤヒヤです。

ワクチンが届いてからの予約受付では遅すぎるので、ワクチンが届く前から、見切り発車で受け付けています。

かつて、納品が間に合わなくて、急遽別の業者に泣きついてワクチンを融通してもらったことがありました。

ワクチンが入手できなければ、接種開始が遅れることになり、予約済みの方には申し訳ないことになります。

今年の流行は、例年よりも少し早くなりそうで、すでに他県では先月ぐらいから学級閉鎖が出ているようです。

ところがつい8月までは、前シーズンのインフルエンザが散発的に発生しており、当院でも診断しました。

前シーズンの流行と今シーズンの流行とが、ほとんどシームレスに続いており、区別が付きません。

ていうか、流行をシーズン分けできる根拠もなければ、意義もないのかもしれません。

それに北半球の夏場は、南半球の冬場。インフルエンザ流行期です。

地球規模で見れば、年間を通してインフルエンザは流行しているわけです。

「インフルエンザワクチンは、いつごろ接種を始めたら良いですか」という質問を、よく受けます。

「できるだけ早く1回目を、十分間隔をおいて2回目を接種しましょう」と、毎年答えています。

とくに今年は、流行が早いことに加えてワクチン不足が確実なので、どうしても接種したい人は急ぎましょう。