希望のシャンシャン

上野動物園のパンダの赤ちゃんの名前は、「シャンシャン(香香)」に決まりました。

「香」と書いて「シャン」と読むのは、よく行ってた中華料理店「一品香(イーピンシャン)」で知ってます。

選考会はたぶん、すんなり委員の意見が一致して決まる「しゃんしゃん会議」だったのでしょう。

「シャンシャン」の命名を記者会見で発表したのは、ほかならぬ小池百合子・東京都知事でした。

引き続いて小池氏は、自身が立ち上げて代表に就任する新党の名称を、「希望の党」にしたと発表しました。

1日に2つの「命名案件」を、立て続けに晴れがましく披露するとは、なかなか上手い演出です。

どうせなら、旗揚げ会見の場で、「希望の党」のかわりに「シャンシャン」のパネルを出してほしかった。

「あ、うっかり間違いました」とか言って笑ってみせる。すると誰か記者が、

「どうせなら『シャンシャン党』にしてはどうですか」と突っこむ。

「いえ、それでは『シンシン党』に響きが似てて、縁起が悪いです」といなす小池氏・・・(以下略)

「希望の党」ではなくて「野望の党」だ「失望の党」だと、言葉遊びが始まっています。良い傾向ですね。

「○望」という二字熟語を調べてみると、聞いたこともない言葉がたくさん出てきました。

「鶴望」は、首を長くして待ち望むことだそうです。文字面も良いですね。いつか使おう。

「望望」なんてのもある。意味は(1)がっかりするさま、(2)遙かに望み見て思い慕うさま。

2つの意味がだいぶ違いますが、遙かに望み見たけれど叶わずがっかりする、ということなのでしょうか。

「ヒゲ望望」とは、ダンディーになりたくて伸ばしたけれど、結果ガッカリなヒゲのことなんでしょうね。