「交代で後退」、あと「抗体」も盛り込もうと思いましたが、無理。
厚労相が、塩崎恭久氏から加藤勝信氏に交代しました。これによって、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2077.html" target="_blank" title="受動喫煙">受動喫煙</a>対策は後退しました。
厳しい飲食店規制を盛り込んだ厚労省案を進めてきた塩崎氏が去り、法案は自民党案寄りで進むことでしょう。
法案はやっと提出に向かうので、これを「前進」と報じるメディアもありますが、しかし内容は「後退」です。
厚労省案は、30平方メートル以下のバーやスナックに限り喫煙を認めるもので、私もこの案に賛同します。
自民党案は、150平方メートル以下の飲食店は「喫煙」か「分煙」かを表示すればよい規定であり、ザルです。
世界は禁煙に向かっているというのに、安倍政権は何を生ぬるいことをしてるのでしょう。
健全な国民からの支持よりも、愛煙家の票の方が大事なのか。
安倍首相は、来月には解散総選挙に打って出るのではないかと、ささやかれています。
内閣支持率は低迷していますが、いまなら民進党はガタガタだし、小池新党も準備不足だからです。
小池都知事は、屋内原則禁煙(罰則付)を掲げた受動喫煙防止条例案を、この秋にも提出しようとしています。
これが通れば、国のザル法など、都内ではまったく意味をなさなくなります。
安倍首相はこの際、小池氏よりも厳しい禁煙政策を公約して、小池氏の出鼻をくじいてはどうですか。