バブルの頃、私も職場の同僚も、そしておそらく日本中の医者の多くが、Macを使っていたと思います。
Windowsはまだ発展途上だったので、Macの対抗馬はMS-DOSというOSの、まことに無味乾燥なPCでした。
ところが、最初はへなちょこだったWindowsが、90年代後半からだんだん改良されていきます。
Windowsがそこそこ使いモノになってくると、同僚の医者たちは雪崩を打ってMacから離れていきました。
なにしろ当時のMacよりもはるかに安いし、さらに重要なのは、安価な周辺機器が充実していたことです。
一方で、ジョブズを追い出した後のAppleは、Macのデザインがダサくなり、へなちょこ化します。
Windowsに負けたというより、Appleが自滅、没落していったのです。身売り話もささやかれました。
Microsoftの<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1114.html" target="_blank" title="Excel">Excel</a>は、最初はMac版として開発・発売された、Mac専用の表計算ソフトでした。
でも今では、あとで発売されたWindows版が本家のような顔をしています。だから私はExcelが嫌いなのです。
ジョブズが復帰したAppleは奇跡の復興をとげ、ついに2011年に時価総額世界一となって現在に至ります。
ただしこの2,3年は、米国内IT企業や中国の新興勢力におされ続け、業績にも陰りがささやかれていました。
ところが、心配無用なんですね。需要は根強く業績は堅調で好決算。昨日の株価は上場来最高値となりました。
おかげでダウ平均が過去最高値となり、日経平均まで上がる。Appleが日本経済まで活気づけてくれました。
20年前の暗黒低迷期にもMacを見捨てず、Appleにお布施を続けてきた私にとっては、感慨もひとしおです。
Macを捨ててWindowsに走った皆さん。怒ってないですよ。いつでも戻ってらっしゃい。