夏のノド風邪

インフルエンザが、いまだに出ています。そこそこ流行している学校もあるようで、驚きます。

しかし一方では、夏っぽい感染症も流行し始めました。ノドに来て高熱が出るものが多いようです。

最近とくに多いのが、「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-793.html" target="_blank" title="アデノウイルス感染">アデノウイルス感染</a>」。

のどの奥や扁桃腺が赤く腫れます。高熱が続く割に元気。結膜炎を伴えば「咽頭結膜熱(プール熱)」です。

塩素消毒が不十分なプールでうつりやすいから、この病名が付いていますが、別の経路での感染が多い。

この1,2カ月コンスタントに出ているのが、「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1595.html" target="_blank" title="溶連菌感染">溶連菌感染</a>」。

のどの手前側が燃えるように赤く、一目で診断が付く場合もあります。抗生剤をみっちり飲んでもらいます。

お腹や下肢などに赤いザラザラの発疹が出て、念のためのどを調べたら溶連菌が出るケースもあります。

今週急に増えてきたのが、「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-642.html" target="_blank" title="手足口病">手足口病</a>」。

のどや舌や手足にブツブツができます。熱は最初だけのことが多く、いつから登園できるのかでもめます。

規定では、本人が元気なら登園・登校できることになっていますが、感染力はしばらく続きます。

そのうち流行すること間違いなしなのが、「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-651.html" target="_blank" title="ヘルパンギーナ">ヘルパンギーナ</a>」。

のどの発疹がひどく痛み、高熱が続き、水分も摂れない重症例には点滴が必要です。

あとで手足に発疹が出て、じつは手足口病でした、てこともあるので、手足口病の可能性にも触れておきます。

読売テレビの<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1768.html" target="_blank" title="道浦俊彦氏">道浦俊彦氏</a>が、手足口病のアクセントについて、最近のブログに書いていました。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1730.html" target="_blank" title="NHKの新辞典">NHKの新辞典</a>では「テ\アシ・ク/チビョー」であり、「ミヤネ屋」でもそのように発音したようです。

しかし、医療従事者はたいてい、「テ/アシ・クチビョー」と、平板型発音をしています。

名詞の<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1883.html" target="_blank" title="平板化">平板化</a>は、業界人から始まることが多く、手足口病もきっとそうなるのです。