家電ハッキング

「ランサム(身代金)ウエア」の問題について、昨日書きましたが、それで思い出したTVドラマがあります。

『死者の身代金』という、ドラマ『<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-97.html" target="_blank" title="刑事コロンボ">刑事コロンボ</a>』シリーズでも、ごく初期の作品です。

どんな内容だったか思い出すため、録画してあるものを観てみました。原題は “Ransom for a Dead Man” 。

なにしろ70年代初頭のドラマなので、トリックに使う小道具が、なかなか古くて面倒くさいですね。

脅迫状は新聞の見出しの切り貼りだし、電話音声の偽造も、オープンリールテープの切り貼りでやってました。

なんでもデジタルの現代では、合成や偽造は、アナログ時代よりもずっと容易になったかもしれません。

しかし、ITが進んで「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-827.html" target="_blank" title="IoT:モノのインターネット">IoT:モノのインターネット</a>」の時代になると、ハッキングの危険が出てきます。

とくに<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1859.html" target="_blank" title="自動運転車">自動運転車</a>とか体内埋め込み型の<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-929.html" target="_blank" title="医療機器">医療機器</a>などは、ハッキングで危険な事故が起こり得ます。

ところが<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-842.html" target="_blank" title="一般家電">一般家電</a>となると、ハッキング被害にはなぜか、深刻さよりも面白さが連想されやすいようです。

「食器洗い機に致命的な脆弱性! 第三者に皿を洗われる危険性」

ドイツMiele (ミーレ)社の消毒機に、パスワードが外部から取得できる脆弱性が発見されたと報じられました。

何も実害は起きていませんが、IT記事ではこれを「第三者に皿を洗われる危険性」と面白がっています。

「薄いコーヒーが好みなのに、毎回濃いコーヒーを飲まされる恐れがある」

これは、専門家のシンポジウムで、コーヒーメーカーがハッキングされる危険を、面白おかしく述べた発言。

家電をハッキングして、こんないたずらどうでしょう、みたいな「大喜利」で、ネットは賑わっています。

「ウォシュレットをハッキングされて、不本意なタイミングで尻を洗われる」

私がさっそく思いついたのがコレ。もうすでに、誰かネット民が考えたでしょうけど。