大局的マインド

「一番の癌は文化学芸員。この連中を一掃しないと駄目」という地方創生担当相の発言が、炎上中です。

「学芸員の方々も観光マインドをぜひ持ってもらって観光を進める必要があるという趣旨」だったそうです。

冒頭の発言は責められるべきですが、その趣旨については、私はある程度理解できます。

しかしまあ大臣なんだから、常識的マインドをぜひ持ってほしいものです。

学芸員でも、学者でも、医者でも、そのプロフェッショナルだけに徹すれば良い、とは限りません。

何のために仕事をしているのか、ということを突き詰めたら、自分と家族と社会と未来のためだと思います。

プロに徹するのが自分勝手だとは言いませんが、そのプロも、誰かほかのプロに支えられているはず。

プロの農家が作った野菜を食べ、プロの技術者が作った車に乗っているわけですから。

他の業種や、社会全体にも貢献する意識を持って、さらに言うなら未来に続く仕事をしたいものです。

昔から「医は仁術」なんてい言いますが、いまは病院の勤務医にも経営マインドが求められます。

ある意味「医は算術」的な側面も、必要になってきたのです。経営あっての医療だからです。

とは言え、算術にばかり偏りがちな昨今、たとえば診療報酬の削減も、ほどほどにしてもらいたいものです。

医者には伸び伸びと良い仕事をさせて、国は大局的マインドを持って、社会保障政策を進めてしてほしい。

学芸員の件は、彼らを監督する官庁にこそ問題があり、大臣発言はまさにブーメランです。

専門家に良い仕事をさせて、その結果を観光につなげる工夫こそ、まさに地方創世大臣の仕事でしょう。

ミサイル発射情報

宮城県大崎市で今朝、「ミサイルが着弾する可能性がある」という内容の放送が、防災行政無線で流れました。

誤報でした。職員が事前に音声を確認しようとしたところ、誤って放送してしまったようです。

こんな誤報を出してると、やがて警報への信頼が失われ、いざ「本番」の時に誰も信じなくなってしまうぞ。

というのが私の、最初の感想。いわゆるオオカミ少年です。

ただしイソップの物語では、少なくとも初回の「誤報」では、人々は少年を信じて警戒しました。

はたして今日、大崎市民は警報を信じたのでしょうか。避難騒ぎが起きたのでしょうか。

ネットで大崎市民のツイートを見ると、「テレビで何もやってない」ので、警報は信じてなかったようです。

驚いたり怖がったり、皆さん戸惑ってはいたようですが、大慌てで避難したという話は出てきません。

そうこうするうちに(誤報の6分後)、「試験放送」だと訂正(言い訳)放送があり、さらに誤報だとの放送。

そう判明した後から、大崎市を責めるツイートが続出。まあ、平和なもんです。

誤報は確かに人騒がせですが、市民ののんきな反応の方が、もっと問題でしょう。

北朝鮮からのミサイルは、発射から10分以内に日本に着弾します。

「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-434.html" target="_blank" title="J-ALERT">J-ALERT</a>」は、ミサイル発射を関知してから警報を発するまで、数分かかると言われています。

従ってJ-ALERTの着弾警報を聞いたら、3,4分しか時間がありません。何も考えず避難するしかないのです。

ツイートしてる暇もなければ、テレビで情報を確認するのも時間の無駄。

今回の誤報騒動によって、日本人の平和ボケが露呈しました。このままでは、J-ALERTも役に立ちませんね。

そのことに気付かせてくれた、大崎市のいわば抜き打ち予行演習でした。

Amazonは通常配送

ヤマト運輸は、ドライバーらへの未払い残業代が190億円以上あると発表しました。

サービス残業については、労働基準監督署から是正勧告を受けたりして、以前から問題になっていました。

先月、ヤマトが値上げすると報じられて以来、宅配サービスのいろんな問題が表に出てきています。

ドライバーは人手不足なのに、扱う荷物は増え続け、時間指定に縛られ、おまけに例の「再配達」問題。

荷物が増えても儲からず、ドライバーが悲鳴を上げるようになった原因は、やはりAmazonなんでしょうか。

ついにヤマトは、Amazonの当日配送サービスの受託から撤退すると言い始めました。

そういえば、いつの頃からか私は、Amazonのプライム会員になっています。

普通に注文しても、たいてい自動的に「お急ぎ便」になるので、すぐに届けてほしいときには助かります。

ですが、何も急いでいないときにも、「お急ぎ便」で届きます。これはいけませんね、いま思えば。

たまに、読みたい本を注文したら、すぐに手元に届くのは嬉しいのですが、でも読む暇がなかったりします。

翌日読めばまだ良い方で、どうかすると積ん読状態。「お急ぎ便」の意味ないですね。これはダメ。

本当に急ぐときには、「当日お急ぎ便」がとても便利です。これもプライム会員なら無料。

ところが熊本の場合、鳥栖から発送されても届くのは夜になり、結局、職場では受け取れないことが多いです。

今日中に届けてくれと頼んでおきながら、受取場所には居ない。これはいちばんいけませんね、ホントに。

そんなわけで最近は、「お急ぎ便」などのチェックを外して「通常配送」に変えて発注しています。

これでドライバーの方の負担が、少しでもやわらげばと願っています。

もはや、Amazonプライム会員である必要もないかも。

麻疹の輸入と集団発生

「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1278.html" target="_blank" title="麻疹の排除">麻疹の排除</a>」を2年前にやっとWHOに認めてもらえた日本ですが、今年も麻疹の集団発生が起きています。

今年第1〜13週に報告された99例の麻疹のうち68例が、山形・東京・三重・広島の4都県で発生しています。

とくに問題は、海外からの輸入による集団感染です。山形のケースは、バリ島から帰国した方が発端者でした。

このように、国内の土着の麻疹ウイルスは排除できても、近隣諸国からウイルスが持ち込まれてしまうのです。

天然痘のように地球上から病原体を完全に撲滅しない限り、国境をまたいだ感染は防ぎきれません。

いつかブタインフルエンザが流行した時、空港での「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-859.html" target="_blank" title="水際作戦">水際作戦</a>」が敢行されたことを思い出します。

あの手法では、すでに発症(発熱)した入国者は見つかっても、潜伏期の感染者はスルーしてしまいます。

まして麻疹の潜伏期は10〜12日と長いので、10日以内の旅行であれば、発症は必ず帰国後になります。

その方がやがて発熱しても、当初は風邪との区別もつかず、そうこうしているうちに周囲に感染を広げます。

まずは、海外に渡航しようとする者は、必要に応じて事前にワクチンを接種しなければなりません。

たとえウイルスが輸入されても、地域の大多数の住民が麻疹の免疫をもっていれば、集団感染は起きません。

ウイルスを持ち込んで国内で発症した人が治癒すれば、それで感染源は消えます。

ところが、ワクチン未接種等の理由で、免疫をもっていない人(感受性者)が多数いると、感染が広がります。

国内の麻疹発生が限りなくゼロになっても、MRワクチンの定期接種を続ける必要があるのは、そのためです。

ほとんど流行してないから、自分はワクチンを接種しなくてもいいだろう、なんていう考えは最悪なのです。

現にポリオではそのように思っている方もいますが、もしも海外から持ち込まれたら、それこそ一大事です。

震災と温度差

熊本地震の<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1656.html" target="_blank" title="本震">本震</a>が起きたのは、1年前。4月16日の未明でした。

前震の夜から大量に放出されていた私のアドレナリンも、本震ですっかり枯れ果て、力が抜けてしまいました。

私や家族や自宅に致命的な被害がなかったことで、ひと安心したのかもしれません。

真夜中に、Facebookでクリニック職員の安否を確認。けが人はなさそうでしたが、皆さん大混乱です。

夜が明けてわが家の被害確認もそこそこに、むしろいつもよりも早いぐらいの時間帯に、私は出勤しました。

ともかく朝いちばんに、クリニックの状況を確認しようと思ったからです。

最初に建物の外観をざっと見た後、院内に入って真っ先に確認したのは、薬品保冷庫です。

さいわい停電はしておらず、保冷庫の庫内温度も正常でしたが、夜間に停電していた可能性はあります。

自宅では、本震の直後に数分間停電しました。それぐらいの時間なら、庫内温度は上がっていないはず。

もしも真夏で、停電時間も長かったら、生ワクチンはダメになっていたことでしょう。

次は、電話回線やインターネットや院内LANの接続確認です。

アナログ回線とは異なり、光電話はこういうときに弱いのですが、さいわい電話もネットもLANもOKでした。

しかし、電子カルテのサーバー機が破損していたほか、クライアント機もほとんどが床に落下していました。

そのいきさつは1年前に書きましたが、なんとか工夫して、サーバー機を交換することができました。

機器の再設定やソフトの再インストールなどは、電子カルテの業者と電話でやりとりしながら行いました。

でも電話口の向こう(=東京)では、こんな日にも平然と通常業務をしていることが、私には妙な感覚でした。

そりゃそうでしょうけどね。東日本大震災とは違って、熊本地震は東京には何の影響もなかったわけですから。

所詮、東京から見たら遠い九州の出来事なんだなあと、その温度差を思うとちょっと寂しくもありました。

地震に備えているか

熊本地震はしばしば、前震の2日後に本震が起きたと言われますが、そうではありません。二晩連続です。

前震の翌日の4月15日、混乱の中をバタバタと片付けて疲れて眠り込んだら、その夜中に本震が来たのです。

いったんは元通りに片付けた家具調度や書籍などがまた、倒壊したり落下して散乱し、多くが破損しました。

次にまた、同程度以上の揺れが来るとは思っていなかったので、単純に元通りにしか片付けなかったのです。

このことから言えるのは、次の地震への備えは、地震の直後から行うべし、ということでしょうか。

一度大きな地震が起きたら次はしばらく来ない、などと思うのは迷信。一度あることは二度あるのです。

ピンチの後にはチャンスが来る、なんてのはスポーツの話。災害の場合、ピンチの後には大ピンチです。

断水であれだけ苦労したのに、院内でいま水を備蓄しているかといえば、していません。

パソコンをデスクへ固定していたのは一時的。パソコンが床に落下して3台破損したことは、もう忘れてます。

このあたりはあらためて反省し、何らかの具体的な対策を計画するべきでしょうね。

当院には入院設備はないので、夜中に起きた大地震で、急遽クリニックに駆けつける必要はありませんでした。

地震の翌朝にも、自宅に大きな被害の無かった一部の職員にだけ、出勤してもらいました。

優先順位は「自分>家族>自宅>職場」であると職員に指示できたのは、当院に入院患者がいないからです。

一方で病院の場合、「自宅・家族」と「職場・患者」との優先順位を、職員各自が判断しなければなりません。

熊本の多くの基幹病院で、被災した自宅を後にして多くのスタッフが病院に緊急出動したと聞きました。

医療従事者というのは、このようなとき使命感に燃え、底力が出るものです。

熊本地震から1年

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1654.html" target="_blank" title="熊本地震">熊本地震</a>から、1年たちました。もう1年たったのか、というのが私の思いです。

多くの命や家が失われ、今なお1万人以上の方が仮設住宅に、3万人以上がみなし仮設住宅に住んでいます。

あちこちに建築中の建物が見られますが、まだ解体されていない被災住宅や、更地も目立ちます。

以前よくドライブしていた阿蘇方面に向かう道路は、メインの国道57号線が、いまだに通行止めです。

そのシンボルともいえる阿蘇大橋が崩落しただけでなく、山の斜面崩壊によって周囲の道路が寸断されました。

国道57号の迂回ルートは、しばらくは、北回りの<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1263.html" target="_blank" title="ミルクロード">ミルクロード</a>と、南回りの<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1858.html" target="_blank" title="グリーンロード">グリーンロード</a>だけでした。

いずれもかなり遠回りの山道。ドライブするならともかく、日常の移動や物流には難儀するルートです。

その後、3つめの迂回路である俵山トンネルルートが開通しましたが、まだ走ったことがありませんでした。

そこで今日は、阿蘇方面の花見を兼ねて、俵山ルートをドライブしてみました。

俵山には元々、急カーブが続く険しい旧道と、トンネルと橋が美しいバイパスがありました。

いま開通しているのは、その両者を部分的に修復・拡幅してつぎはぎし、さらに新設道を加えたルートでした。

橋の復旧工事を横目に見ながら、かなりの急カーブや、ひどい急勾配を走ります。どう見ても暫定的な道です。

道路沿いの草原に立ち並ぶ風力発電機が、俵山の名物のひとつなのですが、回っていたのは1つか2つ。

他のほとんどの発電機にはハネがなく、土台だけがまるで煙突のように、寂しく林立していました。

南阿蘇村に着くと、「一心行の大桜 満開」との看板が出ていました。

今日はしかし、ちょうど「桜まつり」が開かれていた、高森町の「千本桜」の方に行きました。

阿蘇には思いのほか桜が多いことに、今日あらためて気付きました。ちょうど今が見頃です。

HPVワクチン進まず

子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)は、もう4年近くも、積極的勧奨接種が<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-620.html" target="_blank" title="差し控え">差し控え</a>られたままです。

世界中で接種が行われ、おそらく数十年後には、子宮頸がんを激減させることが期待されているワクチンです。

日本の若い女性たちは、自分の意思か不本意か、定期接種の対象年齢を未接種のまま過ぎ去りつつあります。

接種機会を事実上奪われた彼女たちが、数十年後に子宮頸がんを発症したとき、誰を恨めばよいのでしょう。

そのような状況がまともだとは、厚労省も思ってはいないはず。接種再開への道を探りつつあります。

最後の切り札とも思えたのが、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1918.html" target="_blank" title="昨年末">昨年末</a>の「厚労省班研究祖父江班」の研究結果でした。

それは「HPVワクチンの副作用と思われている症状は、非接種の女性にも見られる」という衝撃的な内容。

報道ステーションが何度も映像を流した悲惨な症状は、ワクチンとは無関係であることを示唆するものです。

ところが、そのセンセーショナルな研究報告で、濡れ衣を晴らせたかと思いきや、厚労省は動きませんでした。

いかに科学的根拠があっても、国民が安心できるレベルには至っていないと考えたのでしょうか。

それから数カ月経ち、つい3日前にまた厚労省が審議会を開きましたが、新たな事実は何もありません。

昨年の研究結果を、もういちど見直しただけです。そして結論は「さらに議論が必要」だと。なんじゃそりゃ。

いくら議論しても新事実が出てくるわけでもなし、勧奨接種を再開に導く根拠が見つかるとは思えません。

かといって新事実が出てこないのに勧奨接種を再開したものなら、今まで接種を止めていた根拠を問われます。

おまけに勧奨接種を再開後に何らかの副反応が出たら、メディアや市民団体に叩かれるのは必至。

もはや厚労省には、勧奨接種の再開を決断する力はありません。ここは、政治決着しかないでしょう。

一晩寝かせたカレー

世田谷の幼稚園児ら76人に嘔吐・下痢を引き起こした原因は、「ひと晩寝かせたカレー」でした。

カレーのようなとろみがある料理は、熱した後は冷めにくく、熱に強いウェルシュ菌が増殖しやすいようです。

このような食中毒が起きるたびに、「ひと晩寝かせたカレーが危険なのは当たり前」みたいに報じられます。

しかしそれが、「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-2013.html" target="_blank" title="乳児にハチミツを与えてはいけない">乳児にハチミツを与えてはいけない</a>」と同じぐらいの常識とは思えません。

昔から、カレーは寝かせるほど美味くなると信じられているので、その危険性は受け入れがたい面もあります。

カレーはたいてい、大鍋で大量に作ります。わが家もそう。だから作ったその晩のうちには食べきれません。

翌日の昼にはたぶん家人が食べているでしょうし、その晩には私もカレードリアを食べることになります。

少なくとも、カレーを常温で寝かせるのはやめて、作ったらすぐ冷蔵または冷凍保存すべきなのでしょうね。

奇しくも、カレーとハチミツに共通するのは、食中毒の病原体がめっぽう熱に強いと言うことです。

前者はウェルシュ菌、後者はボツリヌス菌であり、高温などの環境では「芽胞」を作ってその中で休眠します。

100度ぐらいなら数時間耐え、180度でもすぐには死滅しないといいますから、ドリアでもダメですね。

いや待てよ。圧力鍋なら滅菌できませんかね。ウェルシュ菌がいるのはたいてい、ジャガイモなどの野菜です。

最初に具を煮込むときに、2気圧120度で十分に加熱しておけば、無菌カレーができるのでは?

と思ってググったら、すでに知られている調理法でした。これって、実験的に証明されてるのでしょうか。

受動喫煙問題

自民党内でも意見が分かれる事柄はいくつもありますが、受動喫煙対策の論争は、いただけませんね。

対立軸は「禁煙」vs「分煙」。「党受動喫煙防止議連」vs「党たばこ議連」と言い換えることもできます。

「受動喫煙防止議連」は、このたびの厚労省案に従って、受動喫煙の規制を強化せよ、という人たちです。

一方で「たばこ議連」は、飲食店に「喫煙・分煙・禁煙」の表示を義務づける、という対案を出しています。

たばこ議連というのはつまり、愛煙家の集まりですよね。いま、肩身が狭くなりつつある人たちです。

その自民党の愛煙家のオッサンたちの肩を持つ報道をしているメディアがあり、禁煙学会が反発しています。

先月、各メディアが行った世論調査の結果が、真逆だからです。

朝日新聞:原則禁煙(厚労省案)「賛成」が64%

毎日新聞:原則禁煙(厚労省案)「妥当」が58%

産経新聞:たばこ議連の案を支持する声が60.3%

日本禁煙学会が発表した調査結果では、圧倒的に厚労省案が支持されており、産経の調査には疑問があります。

調査対象中の喫煙者の割合などの詳細を公表しておらず、客観性に問題があるかもしれません。

アンケートなんて、調査対象の選び方によっては、恣意的な結果が出せるということの見本ですね。

世界が禁煙を推進しているいま、「愉しみを奪うな」と厚労省案に反対する議員には、未来はありません。