緊迫する北朝鮮情勢

スパイ映画とかその手のドラマを見てると、大国どうしは結構、裏でつながってたり取引したりしてますよね。

それならば、彼の国の暴発を防ぐために、そろそろあんた(=米中露)たち、手を打ってはどうですか。

繰り返す挑発に対して、いいかげんにせえよと思う反面、でも米朝開戦は避けたい。戦争は最悪です。

いや、そう思いながら、もしも軍事衝突が起きたらどうなるんだろうと、変な想像も膨らみます。

台風上陸を怖がりながらも期待しているような、子どもの時に抱いたような不謹慎な思いが巡ります。

経済的制裁をいくら強めたところで、まず国民が餓えるのが目に見えています。

こんなふうに、にっちもさっちもいかないときは、極秘作戦でうまいこと工作してほしいものです。

イーサン・ハントとか、ジェームズ・ボンドとか、そういう方向でお願いしたい。具体的には書きませんが。

先月、日本の排他的経済水域にミサイルが落下した際に、菅官房長官は「断じて容認できない」と言いました。

ところが今回のミサイルは北朝鮮内陸部に落下したので、「日本にはまったく影響がない」と官房長官。

じゃあなに、ミサイル発射という挑発行為自体は問題じゃなく、最終的にどこに落ちたかが重要なわけ? 

いやたぶん、緊張が極限に近づいているので、ギリギリまで平静を装おうとしているのでしょう。

トランプ大統領ですら、「小さいミサイルだった(略)何が起きるか様子をみよう」と妙に抑制的な態度です。

こういう場合、逆に裏で極秘作戦が進行中ということがよくあります(スパイ映画等では)。

もうホント、下手な映画よりもドキドキしてきました。どうか、一般市民の被害が最小限でありますように。

緊張感をもって

北朝鮮の弾道ミサイル発射はまた、失敗しました。発射自体は挑発行為なんだけど、結果が失敗。

これではトランプ米大統領も、なかなか空爆しづらい。結果、奇妙な緊張状態が続いています。

今回のミサイル発射&失敗を受けて、日本でも国家安全保障会議(NSC)の関係閣僚会合が開催されました。

訪英中の安倍首相の臨時代理として麻生太郎氏が出席して、次のように発言しています。

「政府の各機関は、北朝鮮問題について緊張感をもってあたるように」

北朝鮮問題ですから、しかもミサイル発射ですから、関連部署の誰もがみな、ピリピリ緊張しているはず。

その人たちに対して、「緊張感をもってあたれ」などと言うのは、中身が無いだけでなく、ガッカリします。

「緊張感」で思い出したのは、「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1381.html" target="_blank" title="スピード感をもって">スピード感をもって</a>」という表現。政治家がよく使いますね。

「スピーディーに」でもなければ「迅速に」でもありません。あくまで「スピード感」です。

「迅速に対処できる保証はありませんが、迅速にやりたい気持ちは理解してください」ぐらいの意味でしょう。

「加速する」と言わずに「加速化させていきたい」などというのも、よく聞きますね。

「加速化」とは「加速する方向で、諸準備を進めていく」というニュアンスです。まだ加速してない。

政治家って、よほど言質を取られるのがイヤなんでしょうか。威勢は良いけど中身の無い言葉が得意ですね。

春インフル

この時期にもまだ、インフルエンザが散発しています。

つい先週、埼玉県の高校で全校生徒の1割強に相当する101人が欠席し、学校閉鎖になったと報じられました。

埼玉だけではありません。熊本でも益城町の中学校で先週、学年閉鎖が起きているようです。

当院の受診者では、インフルエンザの方はだいぶ減りましたが、このまま終息という保証はありません。

このような時期のインフルエンザには、「春インフル」という呼び名が付けられているようです。

「春だというのに、今年はまだインフルエンザが出てますね」などという言葉が、しばしば聞かれます。

でも、本当にそうでしょうか。今年は流行が異常に長引いているのでしょうか。

調べてみたらちょうど<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-571.html" target="_blank" title="4年前">4年前</a>にも当ブログで、「一部地域ではインフルエンザが流行中」などと書いています。

この時期にインフルエンザが出ると、「春なのにインフルエンザ?」と、毎年思うだけなのかもしれません。

国立感染症研究所のサイトで過去10年間の流行グラフを見ると、今シーズンはまったく例年通りのようです。

と思っていたのですが、厚労省のサイトで全国の学校のインフルエンザ情報を見て驚きました。

先週(4/17ー4/23)は、全国で11校が休校し、学年閉鎖は146校、学級閉鎖は353校で実施されています。

いまだに流行が続いているのか、と驚くのはまだ早い。むしろ学校での流行は、いま増えつつあります。

先々週(4/10ー4/16)は、休校3、学年閉鎖35、学級閉鎖46校だったからです。

新学期が始まって、子どもたちの集団生活が再開され、流行が拡大しやすくなったということなのでしょうか。

この大型連休で、学校は休みになりますが、行楽地等では人間が密集します。さて流行はどうなるか。

いきなり歩く

「大型飛び石連休」に突入したことは、昨日書いたとおり。今回の連休のテーマは、運動不足の解消です。

「1日1食 + <a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1948.html" target="_blank" title="毎晩ブロッコリー">毎晩ブロッコリー</a>」だけでは、体重維持の手段としては、必ずしも健全ではありません。

やはり適度な運動が必要なのです。そんなことはわかっています。わかっちゃいるけど、やってない。

そこで今日は、自宅からクリニックまで歩くことにしました。自転車ではなくウオーキングです。

せっかくの休日だというのに、行き先はクリニックです。距離は5キロ少々。

出かける前に日差しに気づき、急遽、散髪に行きました。変な日焼けを防ぐためです。

十分にストレッチして、軽装で出発です。スマホとカギを入れたウエストポーチが、体に食い込みます。

道中の退屈しのぎに音楽でも聴こうと思ったら、iPhone 7 Plusにイヤホンジャックが無い!

安全のため自転車では音楽を聴くことがなかったので、これまで気付きませんでした。

本来なら、ワイヤレスの「AirPods」(通称「うどん」)を使うべきところですが、購入していませんでした。

これを書いている今になって、イヤホンとLightingをつなぐアダプタがあることを思いだしましたが、手遅れ。

よって今日は音楽なしで、道ばたの草木や街並みや周囲の風景を眺めながら、適度に休憩しながら歩きました。

自宅からクリニックまでは、標高で言うなら下りなのですが、最後に白川の<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1700.html" target="_blank" title="河岸段丘">河岸段丘</a>の段丘崖が待っています。

これをゼーゼー言いながら登り切り、ようやくクリニック着。所要時間70分。汗ダクダク。

3時間ほど休憩してクリニックを出発。また歩いて帰らなきゃならないのが、わかってはいたけど、つらい。

こんどは休憩なしで、とにかく風呂に入りたい一心で、サクサク歩いて帰りました。帰路の所要時間は55分。

往復で14,700歩でした。かなりの筋肉痛が、たぶん明後日ごろやって来ると思います。

大型飛び石連休

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-206.html" target="_blank" title="大型連休">大型連休</a>に突入しました。

お前そりゃ気が早いだろう、とおっしゃる方もいるでしょうが、当院は、明日4月27日(木)から連休なのです。

種を明かせば、明日(木)と明後日(金)を2連休し、その次の土日は診療します。

その次の週は、5月1日(月)と2日(火)を2連休し、3日(水)と4日(木)は診療します。

連休期間中でも、土日祝日はなるべく診療し(火金は休診)、そのかわり平日に臨時休診する計画です。

その結果、明日から5月7日(日)までは、2休→2診→2休→2診→1休→2診、という飛び石連休になりました。

暦通りに休む一般企業ならこの期間は、2勤→2休→2勤→5休、と終盤に5連休が控えているところです。

当院では最大で2連休しかありませんが、ちょっと働いたらまた休み、という<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-48.html" target="_blank" title="飛び石気分">飛び石気分</a>は十分堪能できます。

「休前日」を何度も味わうことができるのが、飛び石連休の良いところです。

また、当院の職員は、年次有給休暇を適宜取ることによって、飛び石をつなげれば、長期連休になります。

今のような、土日祝日診療、火金休診、というパターンは、今後しばらく続ける予定です。

将来、体力的な理由等から、休診をもう少し増やそうという気分になったら、さてどの日を休みましょうかね。

(案1)火・水・金を休診:現行の休診日に、水曜休診を加える形。移行は容易。

(案2)月・水・金を休診:飛び石連休を堪能するためには、最適なパターン。

(案3)火・水・木を休診:毎週必ず3連休。これも捨てがたいか。

失言の撤回

今村雅弘復興相はやはり、東日本大震災に関連した発言が元で、辞任することになりました。

(1)「これはまだ東北で、あっちの方でよかった。もっと首都圏に近かったら、莫大な被害だったと思う」

(2)「東北であれだけひどい被害だったのだから、もっと首都圏に近かったら、さらに莫大だったと思う」

大臣の失言は(1)です。「よかった」がNGワード。「まだよかった」と弱めに言ってもマズイです。

しかしこれが(2)であれば、結論は同じでも、あまり問題にならなかったかもしれません。

東北の被害を教訓として、首都圏も備えなければならない、という前向きな趣旨であれば許容されるでしょう。

大臣の失敗は、聞き手の気持ちを十分に配慮して言葉を選ぶ、ということができなかったことです。

これは決して言葉尻の問題ではなく、平気でそのような発言をしてしまう、大臣の人間性の問題です。

最初の失言で性根が露呈してしまうと、発言そのものをいくら取り消したところで無意味です。

だから大臣は、「被災者を傷つける発言をしました」と、発言だけを謝罪してもだめなのです。

「被災者のことを真剣に考えてなかったので、あのような愚かな発言をしてしまいました」ぐらい言わなきゃ。

どっちみち、大臣失格ですけどね。

定刻での業務終了

ヤマト運輸が今日から、ドライバーへの直通電話と再配達受付時間の締め切りを、19時までに短縮しました。

長時間労働やサービス残業の慢性化が問題になっていたからです。そもそも仕事量が多すぎるのです。

似たような状況は、他の企業や、官公庁や、医療機関にもあるはずです。

当院でも、平日19時、土日祝日は17時までの診療時間が、いつも大幅に延長する問題が続いています。

なぜそうなるかと言えば、診療を求められたら、原則として断らない方針でやって来たからです。

かつてはそのようなやり方で、夜10時11時まででも診療を行っていましたが、さすがにそれは問題です。

この件は<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1196.html" target="_blank" title="前にも書いた">前にも書いた</a>通り、徐々に改善してきたつもりですが、まだまだ時間外診療が続いていいます。

ヤマト運輸の件で、世の中が労働時間に厳しくなってきたこの機会に、当院でもさらに見直しを検討しました。

(1)診療を、なるべく定刻通りに終わらせる。

(2)そのために、予約受付段階でやんわりとお断りする。

多くの医療機関では、昔からすでにやっていることかもしれませんが、当院ではまだ不慣れです。

いまだに診療時間の最後の方のやりくりが下手なのか、どうしても30分以上は延長してしまいます。

どうやったら定刻に診療が終了できるんでしょうね。

日本列島沈没

北朝鮮が、韓国と日本と米国を牽制して、次のような声明を発表しました。

「南朝鮮が灰となり、日本列島が沈没し、アメリカ本土に核が降り注いだとしても、後悔してはならない」

焼き尽くされても核攻撃されてもまだ、国家は再建できますが、国土が沈没させられては、どうしようもない。

日本列島は、ひょっこりひょうたん島のように浮いてるわけではありませんが、ともかく沈めるというのです。

いったいどのような攻撃によって、沈没させようというのでしょう。デジタル大辞泉によると「沈没」とは、

1 船などが水中に沈むこと。

2 酒に酔いつぶれること。

3 遊びに夢中になって仕事や用事を忘れてしまうこと。特に歓楽街などに入り込んでしまうこと。

となると北朝鮮は、日本列島に酒爆弾とか何か楽しいモノを降り注ぐつもりなのでしょうか。

もともと「日本沈没」などと言い出したのは、作家の小松左京氏です。私が中学生のとき(70年代前半)です。

映画『日本沈没』も、テレビドラマの『日本沈没』も、いずれも観ましたが衝撃的でした。

日本列島が海中に没するというストーリーには、科学的な理屈がありました。「プレートテクトニクス」です。

それまでほとんどの国民が聞いたこともなかったこの学説が、映画によって、ごく一般的な用語となりました。

太平洋プレートとフィリピン海プレートが日本付近で沈み込んでいることは、いまなら誰でも知っています。

北朝鮮は、プレートのどこかを効果的に攻撃して、列島付近の地殻活動を刺激しようというのか。まさかね。

もちろん「日本列島沈没」は比喩的表現ですが、どうして「沈没」という言葉を選んだのでしょう。

大陸(半島)側から見て日本列島というのは、海に浮かぶ邪魔な(沈めてしまいたい)存在なのでしょうか。

ブルーインパルス

航空自衛隊のアクロバット飛行部隊「ブルーインパルス」が、「熊本復興飛翔祭」で明日、展示飛行をします。

今日はその予行として、明日の本番と同じ時間帯に、熊本などの上空を飛んでいたようです。

診療中だったので、残念ながら見ることは叶いませんでしたが、その爆音がしばらく聞こえてきました。

ブルーインパルスの曲芸飛行は、子どもの頃にはよく見ていました。

航空自衛隊基地のある、山口県の防府に住んでいたからです。その航空祭のときに、飛んで来るのです。

自宅が基地に近く、付近に高い建物もなかったので、家の屋上から曲芸飛行の全貌を見ることができました。

そのブルーインパルスの元隊長さんに、医者になってから出遭いました。私が担当した患者さんでした。

術後経過も良く、私はたびたび回診して、隊長さんの体験談を聞きに行きました。

映画「トップガン」がヒットした頃でもあり、興味は尽きませんでした。

急上昇するときのGが強くて網膜の血液が失われ、景色がモノクロになるとか、なにしろそんな話でしたから。

「熊本復興飛翔祭」では、曲芸飛行は行わず、スモークを使った展示飛行にとどめられるようです。

このたびの行事の趣旨からいえば、あまり派手なお祭り騒ぎをするタイミングでもないでしょう。

ブルーインパルスの本拠地は、宮城県の松島基地にあります。浜松と築城基地を経由して熊本に来るそうです。

6年前の3月12日に九州新幹線が全線開通したときにも、ブルーインパルスの展示飛行が行われる予定でした。

しかしその前日に東日本大震災が起き、展示飛行どころか九州新幹線関連の祝賀行事はすべて中止されました。

たまたま地震の前日から九州入りして準備していた機体が、被災を免れたのは、よく知られる話です。

奇しくもそのブルーインパルスが、こんどは熊本地震の復興を応援してくれるというわけです。

熊本の少年・少女や、元少年・元少女たちには、きっと励みになると思います。

脳で文字入力

Facebookが、頭に思い浮かべるだけで文章が書ける、コンピュータの入力技術の開発を進めているとのこと。

帽子型のセンサーで脳の活動を「読み取る」ようで、脳に電極を刺す方式ではなさそうです。よかった。

このような未来的な技術は、いつか実現できるだろうとは思ってますが、真面目に開発されると戸惑いますね。

Facebookの当面の目標は「1分間に100個の言葉を、思い浮かべるだけで入力できるようになること」とか。

当ブログなど、おおむね頭に思い浮かんだ言葉を書き並べただけなので、そのシステムはうってつけです。

いや、違った。頭に思い浮かんだ邪念や奇妙キテレツなことを必死で消し去りつつ、書いていたのでした。

それらを全部文章化されたら、たまりません。これでもある程度は、考えながら書いているのです。

「それにしては奇妙キテレツなブログだな」という指摘は左へ受け流します。

コンピュータへの「入力」というのは、人間から見れば「出力」になります。

人間からの「デジタル出力」という意味でとらえると、その逆の「デジタル入力」の開発も進むでしょう。

センサーや入出力用装置は小型集約化されて、たとえば歯の中に埋め込んだりすると目立ちませんね。

それが青色なら「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-853.html" target="_blank" title="Bluetooth">Bluetooth</a>」です。どこかで聞いたような気もしますが、気にしません。

電話もメールも手紙も論文も、頭で思い浮かべるだけで完了。何かを書いたりしゃべったりする必要なし。

人と会っても会話は不要。ただし、思っていることがそのまま伝わるので、完全に本音トークになります。

邪念が多い私の場合、いろいろとまずいことが起きるかもしれません。