GUIは誰の発明か

いまとなってはどうでもいい論争ですけど、当事者の一人、ビル・ゲイツの発言が話題になっています。

パソコンを、画面上のアイコン等で操作する「GUI(グラフィカルユーザインタフェース)」は、誰の発明か。

私の認識は、こうです。多分にApple寄りの書き方なのは、異論もあるでしょうけど、ご了承ください。

(1)GUIはXeroxが発明したが、生かし切れてなかった

(2)スティーブ・ジョブズがそれを見つけ、製品化してMacをヒットさせた

(3)ビル・ゲイツがMacを真似て、製品化してWindowsを大ヒットさせた

ゲイツが言うには、自分がジョブズを真似たのではなく、自分もジョブズもXeroxにヒントを得たのだ、と。

つまり、お互いに同じ穴のむじな、五十歩百歩、目くそ鼻くそだというわけです。

似たような面が、スマホにもありますね。

スマホの原型を作ったのはAppleではありませんが、Appleがヒットさせ、いまはSamsungがトップシェア。

Samsungが真似たとAppleが主張すると、AppleだってSONYを真似たじゃないかとSamsungが切り返す。

Macで苦い思いをしたAppleは、iPhoneで同じ轍を踏まないよう、戦略を練ったのでしょうか。

販売数のシェアでは第2位に転落したものの、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1866.html" target="_blank" title="利益ベース">利益ベース</a>でのiPhoneのシェアは断トツだからです。

良い製品を創り、薄利多売はしない、というAppleの基本姿勢が、成功しているんだろうと思います。

この戦略がうまくいくのは、良い製品を創り続ける限りにおいて、ですが。