地球サイズの惑星が7つ発見され、少なくともその3つには、地表に液状の水が存在するかもしれない。
この「太陽系外惑星に関する大発見」を、日本時間の今日午前3時から、NASAが会見で発表しました。
地球から39光年の距離にある恒星「TRAPPIST-1(トラピスト1)」の7つの惑星b〜hが、それです。
以前話題になった惑星「ケプラー452b」は1400光年離れていて、人類が訪れるには絶望的な距離でした。
ところがなんと、たったの39光年という、宇宙で言えばほんのご近所に、地球に似た惑星があるとは。
身勝手な地球人はさっそく、この7つの惑星のどれかに移住できないかを、検討し始めることでしょう。
この惑星はすべて、自転周期と公転周期が一致しているそうです。
いつも惑星の同じ側が、恒星の方を向いているわけです。つまり、昼夜の変化がない。
これを住みにくいととるか、利用しやすいと考えるか。
移住すると決まればもう、「地球に優しい」なんてことも、どうでもよくなるかもしれません。
たとえ地球に優しく生き続けたとしたって、あと数十億年といわれる太陽の寿命が、最終的にネックです。
その太陽に比べるとTRAPPIST-1は若い星で、余命があと10兆年あるとか。
だから将来的には、そっちへ移住した方が長く生存できるのです。って、どんだけ長生きしたいの、人類。
39光年と言えば近いとはいえ、光の速度でも39年かかる場所。移動の途中が暇でしょう。工夫が必要です。
たとえ無事向こうに着いても、現地の人(?)たちとの遭遇が、果たして平和的なものになるのかどうか。
彼らの文明が地球人よりも1億年先を行っているとしたら、虫けら相手のようなお出迎えになるでしょうね。