ハドソン川の奇跡

朝は雨、昼から晴れて、夕方少し降り、今はやんでます。寒冷前線の先っぽの雲が、熊本を通過したようです。

休日(休診日)の今日は、ギックリ腰を治すための養生日と決め込んで、家でのんびり過ごしました。

池上彰&佐藤優の『最強の読み方』を普通の強さで読み、Apple TVで映画『ハドソン川の奇跡』を観ました。

『ハドソン川の奇跡』は、最近観た中ではいちばん良い映画でした。ネタバレしないよう、内容は割愛します。

今日のような時間は、とても貴重です。無駄にのんびりしたくはない、心してのんびりした、という感じです。

池上氏らは、「あらゆる享楽から距離を置き、現実の問題に横たわる本質を追究」しているそうです。はぁ。

そこまでストイックにはなれませんが、時間がもったいない、という気持ちは、年々強まっています。

「時間の心理的長さは、年齢に反比例する」という「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-485.html" target="_blank" title="ジャネーの法則">ジャネーの法則</a>」は、たしかにそうだと思います。

「時間の過ぎゆく体感速度は、年齢に比例する」とも言えると、前に書きました。

とするなら、体感時間には一定の加速度を想定することができます。つまり人生は、等加速度運動なわけです。

速度をV、加速度をA、時間をt、初速度は0とすると、V=At、という式で表せます。

人生の道のり(歩んだ距離)Dはその積分値なので、D=(A x tの2乗)/2、と急激に増えることになります。

年齢とともに、人生経験量が加速度的に増していくということなのでしょうか。

いや、それだけ経験値は増えても、きっとそれを凌駕する速度で、さまざまなことを忘れているのでしょう。

その忘却速度に負けないように、また新たに、見たり、聞いたり、読んだりする毎日なのでしょうね。