Appleの極端な仕様

iPhone発売10周年ということで、今年発売されるであろうiPhone 8(?)に、期待が集まっています。

でも私は、モバイル機器ばかりじゃなく、元「本業」のMacの進化を期待しています。

たとえば新型MacBook Proが「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1857.html" target="_blank" title="Touch Bar">Touch Bar</a>」という新機軸を採用していることは、前にも書きました。

私はまだ触れたこともないので評価はできませんが、今後用途が広がれば、「化ける」かもしれません。

いや、それよりも、新型MacBook (Pro)でいうなら、物理インタフェースの簡略化がいちばん画期的です。

いまこのブログを書いている、従来型のMacBook Proには、コネクタ等の接続場所が全部で8カ所あります。

(1)電源、(2)USBx2、(3)Thunderboltx2、(4)HDMI、(5)SDカード、(6)イヤホン

これが新しいMacBook Proではどうなったかというと、イヤホンジャック以外は全部、廃止されて、

(1)USB-Cx2または4、(2)イヤホン

実にシンプルになりました。従来のUSBもHDMIも電源端子もすべて、USB-Cポートが兼ねています。

MacBook Proの薄さとシンプルさを極限まで追究したら、このような極端な仕様になったわけです。

さいわい、MacBook(Proじゃないやつ)とは異なり、USB-Cポートが複数あるのが救いです。

いずれにしても、このように大胆な、あまりにも大胆すぎる改変は、Appleにしかできない離れ業でしょう。

何しろ、圧倒的に不便です。イヤホン以外の従来のケーブルが、何一つ、そのままでは使えません。

従来の周辺機器を接続するためには、いちいち変換アダプタが必要です。にわかには納得しかねる仕様です。

でもそれがApple。利用者の不便など、おかまいなし。将来を見据えた先進性とデザインが最優先なのです。

利用者や世の中の方が、Appleに追いつけばよいという、考え方によってはかなり独善的な理念です。

恐ろしいことにAppleは、このような新機軸を、次の瞬間にはまた、平気で切り捨てたりします。

そんなAppleに、もう30年近く翻弄され続けている私ですが、また次の仕様に追いつこうとしているのです。