当時の冬至の湯治

子どもの頃から、冬至と言えば12月22日だと思っていたのですが、最近はどうも違うようですね。

調べてみると1992以来ずっと、うるう年だけは12月21日が冬至です。それ以外の年は12月22日が冬至。

天文学的な計算によって決まる事柄なので、どうしようもありません。<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-720.html" target="_blank" title="以前書いた秋分の日">以前書いた秋分の日</a>と同じ理屈です。

日の出から日の入りまでの時間は、今日が最短でしたが、日の出の時刻は明日からも、まだ遅くなります。

暗いうちは庭の掃除がやりにくいので、私の出勤時刻は夜明けとほぼ同時。いまだと7時15分ごろです。

それから逆算して自宅を出る時刻を決めますが、巡り巡って、起床時刻も決まります。いまだと6時です。

今日の日の出は7時15分、日の入りは17時15分。昼間の長さはちょうど10時間でした。キリがいいですね。

来年元日は、日の出が7時19分、日の入りは17時22分。昼間の長さは10時間と3分。3分ほど長くなります。

夜明けが遅くなっていくペースを上回るスピードで、日没時刻も遅くなっていくわけです。

20年以上前に別府の温泉で、冬至の晩にゆず湯の露天風呂に入ったら、ちょうど雪が降り始めました。

湯に首までつかって見上げると、漆黒の空から湧いてくるように、無数の雪が降ってきます。

雪のほとんどは熱い湯に触れて瞬時に溶けますが、いくつかは顔に当たってジワッと気持ちよくほどけます。

その頃は、家族旅行や様々な行事などで、温泉宿に泊まることがありましたが、最近温泉はご無沙汰です。

この時期になるといつも、真冬の露天風呂で雪を顔に浴びた、あの至福の時を思い出します。

あらためてブロッコリー

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1719.html" target="_blank" title="1日1食">1日1食</a>はほぼ10年前から、毎晩<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-921.html" target="_blank" title="ブロッコリー">ブロッコリー</a>1株は5年以上前から、いまだに続けています。

それが好きだとか、根性があるとかではなく、もはや私のルーティーン、生活習慣なのです。

このたびブロッコリー健康法について尋ねられることがあったので、ふと、考え直してみました。

当初は、ブロッコリーの成分による医学的効果を期待したり、味わい方の工夫にも毎晩楽しみがありました。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1080.html" target="_blank" title="スムージー">スムージー</a>を作ったり、スティックセニョールや<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-68.html" target="_blank" title="ロマネスコ">ロマネスコ</a>に手を出したこともありました。

しかし最近は、食べ方にはあまりこだわらなくなってきて、レンジでチンしてそのまま食べています。

さすがに味があまりにも単調なので、ピーナッツをトッピングしたり、別のおかずと交互に食べたりします。

ブロッコリーの良いところ、栄養素だとか、がんや認知症や感染症の予防効果などのことは言いません。

ただ、食事の最初に食べて胃袋を満たすと、その後でドカ食いしても総摂取カロリーが減らせます。

そんなブロッコリーのほかに、毎日続けているモノといえば、このブログ。

奇しくも両者とも「ブロ」で始まります。 だからどうした、ってとこですか。

「ブロッコリー」ネタの「ブログ」を、「ブロードバンド」でネットに接続して投稿してるわけです。

ブロッコリーって、イタリア周辺が原産なんですね。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1367.html" target="_blank" title="イタリア語">イタリア語</a>で “broccoli” は複数形。ならば単数形の “broccolo” は、あのツブツブ1個のことでしょうか。

その由来は “brocco” で、新芽の意味だそうですが、 “broccolo” には他に、バカ・まぬけの意味もあるとか。

まあ、毎晩1株食べ続けてるのも、少々バカっぽい、かもしれません。

未成年とタミフル

本格的に寒くなってきました。インフルエンザは熊本でも、そろそろ流行期に入りつつあります。

その治療薬「タミフル」が、正式に1歳未満の患者にも処方できるようになったことは、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1891.html" target="_blank" title="先日">先日</a>書きました。

しかし、10〜19歳への投与は、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1156.html" target="_blank" title="いまなお原則として禁止">いまなお原則として禁止</a>されています。

これは、タミフル投与後に異常行動を来した、10代未成年者が頻発したことを受けての措置です。

ただ、タミフルを飲まなくても、インフルエンザに罹ると異常行動が起きることは、よく知られています。

日本は、インフルエンザといえばすぐタミフルを内服してきたので、タミフルが濡れ衣を着せられた形です。

しかし、絶対にタミフルは無実だ、ということを科学的に証明することもできていません。それは困難です。

となると、科学的根拠は乏しくても、疑わしいなら慎重(及び腰)になるのが、厚労省のスタンス。

HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)の接種を止めているのと、同じ理屈です。

インフルエンザの異常行動は、タミフルのせいではなく熱せん妄であり、10歳未満でもよく見かけます。

なぜ、10歳未満はタミフルOKで、10歳代はダメで、でも20歳以上ならOKなのか。

それは10代未成年者に、窓から転落したり、外に飛び出して交通事故に遭った事例が多いからです。

10歳代は力が強いので、その異常行動を親が制止できない、というのが理由だと聞いたことがあります。

じゃあ、力持ちの9歳児はどうなの、と言いたくもなりますね。10歳で区切る理由が、非科学的です。

タミフルを飲んだ子は親が<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1507.html" target="_blank" title="見張れ">見張れ</a>と言いますが、もともとインフルエンザの子は、親がちゃんと看るべきです。

手術の練習と模型

外科医は、長時間労働や訴訟リスクなど厳しい環境のなかで、しかし常に、自己研鑽を続けています。

すなわち、知識の向上と術式の習熟、そして手技(技術)の上達のための努力です。

私が研修医の頃、詰所(通称「タコ部屋」)には、縫合結紮練習用の器具が置いてありました。

暇さえあればそのような模型や、コーヒーカップの取っ手でもなんでも使って、糸結びの練習をしていました。

書物やビデオで勉強し、手術の見学や助手を重ね、ついに執刀医としてデビューする時が来ます。

車の運転に例えるなら、学科教習を受け、教官の車の助手席に何度も乗り、ついに運転席に座るわけです。

自動車学校と異なるのは、最初に運転席に着いたその時から、事故の許されない一般道に出るということです。

しかし、初めての執刀医が、術式の手順もおぼろげなまま、切開や縫合をサクサクこなすのは無理です。

だから実際には、助手を経験している時に、少しだけ縫わせてもらったり、結紮させてもらったりするのです。

教官の車に乗ってるときに、交通量の少ない道で、少しだけ運転させてもらうようなものです。

ところが、実際の手術じゃないけど、執刀の練習をする方法があります。いわゆる「ウェットラボ」です。

たいていは、ブタの臓器を使って練習をします。私もブタの心臓で、何度か弁置換手術などをやりました。

技術的な修練だけでなく、解剖学的な理解を深め、術式の応用を探るためにも有効な方法です。

言ってみれば、路上教習に出る前に、自動車学校の練習コースを運転するようなものでしょうか。

それがいまや、3Dプリンターで出力された人工臓器で、手術の練習ができる時代になりました。

これはちょうど、高精度シミュレーターで運転の練習をするようなものかもしれません。

たとえば、いろんな心疾患の解剖学的構造を模型で再現できるので、あらゆる術式を練習することができます。

さらに凄いのは、手術予定患者のCT画像を元に、その患者の臓器を3Dプリントすることができる点です。

外科医がこれまでは頭の中で構築していた臓器構造を、あらかじめ手にとって見ることができるのです。

そして、その臓器模型で実際に「手術」してみることができるわけで、外科医にとっては夢のような話です。

術式の改良や、新しい術式の開発にもつながるでしょう。これは外科学の大きな転換点になるかもしれません。

AirPods発売

Appleの「AirPods」が、ついに発売されました。いまApple Storeで注文すると、6週間待ちです。

ご存じない方(多いと思いますが)のために言いますと、AirPodsはワイヤレスのイヤホンです。

9月に発表されたのに、技術的トラブルがあったとかなかったとかで、10月の発売が延期されていました。

こういうところが、良くも悪くもApple的です。見切り発車して、ギリギリまで改良を加えるんですよね。

バッテリー駆動時間5時間は、ずいぶん長い。専用ケースは充電器を兼ねています。

耳から外すと自動停止します。耳に入れなければ再生しないという設計は、なかなか面白い。

PodでSiriさんと会話もできます。そんな姿って、ハタから見ると結構ヤバい人ですね。

AirPodsの外見は、斬新な補聴器のような、ヘンテコリンな耳栓のような、棒状の装置です。

装着したまま道で転んだら、耳に突き刺さりそうな気がして、私はなかなか買う勇気がありません。

それに、すぐ紛失しそうなのも気がかりですが、片方だけの追加購入もできることが判明。

紛失しないように、左右を連結させるケーブルも発売されています。もはやワイヤレスには見えません。

Apple信者ですから、紛失しそうでも、耳に刺さりそうでも、一応買うことになるんでしょうね、私の場合。

ちなみに「イヤホン」という表記は、NHKの基準に従いましたが、Appleのサイトでは「イヤフォン」です。

NHKでは、「phon(e)」は「ホン」が多く、「スマートフォン」など新しい言葉が「フォン」のようです。

Apple信者ではありますが、言葉に関しては、NHKに従うのが私流なので。

幽霊が原因の肩こり

「肩こりの原因は幽霊だ」という記事で話題になった医療系サイト「WELQ」が、休止に追い込まれました。

ブログの無断転用や、素人ライターによる無責任記事など、サイトの運営法に大きな問題があったようです。

「まとめサイト」なるもののいかがわしさも、露呈しました。

一般の方が、個人の意見や思い込みを自分のブログに投稿することには、何も問題はありません。

ネット記事なんて、玉石混淆です。それが個人的見解だとわかって読めばよいのです。私のブログも、そう。

しかし、その個人的ブログが大手サイトに「採択」されて「まとめ」られると、妙な権威が付いてしまいます。

恣意的に「まとめ」て、特殊な細工(SEO対策)で上位に検索されるようにしてあることが、問題なのです。

この<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-382.html" target="_blank" title="SEO対策">SEO対策</a>というのは、私も開業時に当院のホームページを立ち上げるとき、利用しました。

検索されやすくするために、トップページのあちこちにキーワードをたくさん書き込んでおきました、と業者。

へぇ、そういうものかと、その時は思いましたが、今それぐらいしたのでは、ほとんど効果ないでしょうね。

業者任せは最初だけで、この数年はずっと、私が自分でサイト管理をしているので、SEO対策はしてません。

そんな小手先の工夫をして、上位に検索されたからといって、内容が伴わなければ意味がないからです。

WELQの一件で、ネット検索の問題点が浮き彫りになりました。利用者にも、心構えが必要です。

検索順位が上位のサイトは、信頼性や人気があるのではなく、細工がしてあるかもしれないということです。

まあ、全部が全部そうではないのですが、少なくとも「まとめサイト」は、その点が最大の問題ですね。

パソコンから盗撮・盗聴

Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOは、Macの内蔵カメラとマイクを、テープでふさいでいるとか。

コンピュータウイルス(マルウェア)によって、盗撮・盗聴されるのを防ぐためです。

その話を聞いて私も、よく使うMacのカメラとマイクの部分には、小さなマスキングテープを貼っています。

まあ、私を盗撮・盗聴して何になるのか、それはわかりませんが、念のためです。

ところが最近は、ヘッドホンやイヤホンからの盗聴を可能にするマルウェアも、あるようですね。

マイク端子ではなく、ヘッドホン端子につないだイヤホンを、マイクとして機能させてしまうというのです。

コンピュータウイルスが、ヘッドホン用のオーディオチップを、マイク用のチップに変えてしまうようです。

となると原理的には、スピーカーを備えた電気製品はすべて、マイクを備えた盗聴機器になり得るわけです。

パソコンでもテレビでも、冷蔵庫でも洗濯機からでも、盗聴が可能になります。

考えてみると、入力と出力って、同じ物理現象の裏表ですよね。

マイクとスピーカに限らず、たとえばLEDは電気で光るけど、光を当てれば発電します。

テレビやパソコンのディスプレイは、どうなんでしょう。原理的に、カメラとしても機能しうるのでしょうか。

画面にテープを貼ることもできないし、もしそうなら、盗撮は防ぎようがないですね。

語順と伝わり方

話し言葉(音声)を聞いたとき、頭の中では、耳で聞いた順に逐次、言葉の理解を進めていきます。

ところが日本語は、文末に大事な表現が来るので、最後まで聞かないとわからないことがあります。

助詞や文脈で見当が付くだろう、というのは甘いのです。修飾句ばかりが続く場合が、よくあるからです。

具体例を書くと、たとえばこんな感じ(イメージ)です。

「今日は、どうされましたか?」

「以前から時々あるんですが、とくに昨日からひどくて、今日は学校を早退したのですが、頭痛があります」

以前から何があるんだろうという疑問をずっと抱えたまま、最後まで聞かなければなりません。

真っ先に「頭痛があります」と言ってもらうと、そのつもりで話を聞けるのですが・・・せっかちですかね。

スタッフとの会話でも似たような事があって、

「次(の患者さん)は誰?」

「3診(第3診察室)で、熱が高くてぐったりされてましたけど、いまは少し下がってます。○○さんです」

これも冒頭に「次は○○さんです」と言ってもらえば、その方の電子カルテを開きながら、話を聞けるのです。

名前がなかなか登場しないと、誰の話なんだろうと思いながら、その病状を聞き続けることになります。

いやもちろん、たかだか数秒の話ですけどね。数秒待たされたところで、業務に大きな支障はありません。

でも「待たされた感」が違うのです。これはリズムの問題かもしれません。やっぱり私、せっかちですかね。

餅つきでノロ感染

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1331.html" target="_blank" title="ノロウイルス">ノロウイルス</a>感染による胃腸炎が、大流行中です。

南小国町の保育園の餅つきで、園児や家族ら52人が、ノロウイルスによる食中毒を発症しました。

今年は恒例の餅つき大会を中止する団体等もあり、そこまでしなくても、という意見も出ていました。

しかし、中止した人たちがほっと胸をなで下ろしたであろうほどに、各地でノロの集団感染が発生しています。

当院近隣の保育園・幼稚園などでも、ノロかどうかは確定していませんが、胃腸炎が流行しています。

園で感染し、その後1日か2日遅れで次々に園児の兄弟や親が感染して、当院を受診するケースが目立ちます。

このような感染は、患者の便や嘔吐物に含まれるウイルスが、園内や家庭内で感染を広げていったものです。

一方で、集団内で一気にノロウイルス性胃腸炎が発生するのは、食品(給食や餅つき)を介した感染です。

餅をちぎる時に、あるいは手水を付けるときに、その人の手に付着したウイルスが餅にうつるわけです。

素手では作業せず、手袋を付けて行えばよいのですが、なかなか徹底しにくいのでしょう。

ノロウイルス感染かどうかは、便を検査することになりますが、当院でできるのは「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1530.html" target="_blank" title="迅速抗原検査">迅速抗原検査</a>」です。

しかし今年は、あまり積極的には検査しない方針です。その理由は、次の通りです。

(1)迅速検査は検出率が低く、今年はとくに迅速検査で陽性反応が出ないノロウイルス感染が多いとされる

(2)もともと園などで流行する胃腸炎の大半はノロウイルス感染であり、状況からほぼ診断の見当は付く

(3)ノロウイルス感染であるかどうかによって、ウイルス性胃腸炎の治療方針が変わることはない

(4)3歳以上65歳未満では、検査に保険が利かず自由診療となるので、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-965.html" target="_blank" title="混合診療禁止">混合診療禁止</a>の御法度に触れる

ともかく、適切な治療(重症者には点滴)と<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1533.html" target="_blank" title="感染拡大の防止">感染拡大の防止</a>が重要。餅つき注意(中止しなくても)です。

もちろん次のステップとしては、ワクチンによる予防が待たれます。武田薬品が鋭意開発中のようです。

予防薬と治療薬

インフルエンザの流行がそこそこ早いので、ワクチンの接種とインフルエンザの治療とが入り交じる日々です。

2009年に<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-18.html" target="_blank" title="新型インフルエンザ">新型インフルエンザ</a>(いわゆる「ブタインフルエンザ」)が流行した時が、まさにそうでした。

あの時は、厚労省の<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-19.html" target="_blank" title="接種計画">接種計画</a>(机上の空論)がすべて後手後手に回るという、絵に描いたような<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-46.html" target="_blank" title="大失策">大失策</a>でした。

その当時と比べると今は、インフルエンザワクチンの接種率は、かなり低下しているように思えます。

HPVワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)問題以降、インフルエンザワクチンにも懸念が広がっているのです。

(1)有効性が疑問

(2)副作用が心配

毎年必ず早めに接種する方も多いですが、最近はワクチン代が上がったこともあり、接種者は減っています。

インフルエンザワクチンの有効性には、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-774.html" target="_blank" title="他のワクチンとは異なる問題">他のワクチンとは異なる問題</a>はありますが、接種は有意義です。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1811.html" target="_blank" title="チメロサール">チメロサール</a>(保存剤として含有している有機水銀の一種)を懸念する気持ちもわかりますが、大丈夫です。

一方で、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1891.html" target="_blank" title="タミフル">タミフル</a>に代表されるインフルエンザ治療薬にもまた、それなりに問題はあります。

(1)有効性が疑問

(2)副作用が心配

ありゃ、ワクチンと同じですね。でも、インフルエンザ治療薬には、ワクチンとは異なる側面があります。

それは、(1)や(2)を懸念するどころか、むしろ患者自ら処方を希望する方が多いのです。

インフルエンザの可能性が少しでもあればタミフルを飲みたい、予防のためにでも飲みたい、というわけです。

医学的に考えれば、ワクチンの副作用よりもタミフルの副作用の方がはるかに問題なのに、です。

日本人は、予防薬の副作用には敏感でも、治療薬の副作用はあまり気にしないという、オカシな人種です。

子宮頸がんは、予防するよりも早期発見して手術する方を選ぶのです。早期発見できればいいですけどね。