仕事納め

当院は今日が仕事納め。明日からは、年末年始の休診をさせていただきます。1月3日までの6連休です。

土日祝日診療を謳っている当院としては、本当は、年末年始でもあまり長期間休診したくはありません。

勤務医時代は、大晦日でも元日でも、病棟回診等のために必ず出勤していました。休みなどありませんでした。

それが当たり前の感覚で開業したので、開院初年度の年末年始は、12月31日から1月2日までの3連休でした。

これがあまりに短かった。あとで反省しました。私は平気でも、職員はそうじゃないからです。

それに、年末はまだしも、正月早々の受診者の少ないこと。1月3日は20人でした。そりゃそうでしょうね。

でも翌年も懲りずに1月3日に診療しましたが、これまた少なかった。

それ以来、お正月3が日はすべて、休診することにしました。

さらに年末の診療も徐々に早めに切り上げるようになり、昨年から6連休になったのです。

海外旅行などしてません。現に、昨年の6連休中に一番遠くに行ったのは、菊陽のハンズマンですから。

「御用納め」という表現がありましたが、最近は官公庁でも「仕事納め」を使うようになりつつあります。

しかし私には「仕事納め」じゃピンときません。「御用納め」だからこそ、年末の風物詩って思えるのです。

昔からのしきたりや行事は、昔ながらの言葉を使ってこそ、その歴史や趣を感じるのではないでしょうか。

「御用」が古くさいから「仕事」に変えてしまえ、なんて言葉狩りをしてると、文化が失われる気がします。

そのようにして、言葉がどんどん減っていくのです。それと引き替えに、若者言葉が入り込んでくるのです。