パソコンから盗撮・盗聴

Facebookのマーク・ザッカーバーグCEOは、Macの内蔵カメラとマイクを、テープでふさいでいるとか。

コンピュータウイルス(マルウェア)によって、盗撮・盗聴されるのを防ぐためです。

その話を聞いて私も、よく使うMacのカメラとマイクの部分には、小さなマスキングテープを貼っています。

まあ、私を盗撮・盗聴して何になるのか、それはわかりませんが、念のためです。

ところが最近は、ヘッドホンやイヤホンからの盗聴を可能にするマルウェアも、あるようですね。

マイク端子ではなく、ヘッドホン端子につないだイヤホンを、マイクとして機能させてしまうというのです。

コンピュータウイルスが、ヘッドホン用のオーディオチップを、マイク用のチップに変えてしまうようです。

となると原理的には、スピーカーを備えた電気製品はすべて、マイクを備えた盗聴機器になり得るわけです。

パソコンでもテレビでも、冷蔵庫でも洗濯機からでも、盗聴が可能になります。

考えてみると、入力と出力って、同じ物理現象の裏表ですよね。

マイクとスピーカに限らず、たとえばLEDは電気で光るけど、光を当てれば発電します。

テレビやパソコンのディスプレイは、どうなんでしょう。原理的に、カメラとしても機能しうるのでしょうか。

画面にテープを貼ることもできないし、もしそうなら、盗撮は防ぎようがないですね。