孫の手

「4年以内に、500億ドルを米国に投資し、5万人の雇用を米国に創出する」

ソフトバンクの孫正義社長が、米国でトランプ氏と電撃会談した際に、このように約束しました。

それを報じる新聞の見出し「孫社長の先手」という文字面から、「孫の手」を連想したのは私だけでしょうか。

ちょっと前まで引退をほのめかしていた孫社長ですが、ここにきて、かなり激しくやる気になってます。

しかし、今日私が書きたいのは「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1724.html" target="_blank" title="シンギュラリティ">シンギュラリティ</a>」のことではなく、孫の手の話です。

あの棒状の、しばしば竹製で民芸調の、背中を搔くやつ。どこのご家庭にもあるでしょう。ないですか。

わが家には、トイストーリーのキャラクターのものがあります。

しかしその孫の手が、なかなか痒いところに届かないのです。たぶん、先端が尖ってないからでしょうね。

痒いところはまず、いったん、痛いぐらいに強く搔きたいもの。それには通常の孫の手では力不足なのです。

で、私が作ったのは、市販の孫の手の先に、使い古した歯ブラシをくくりつけた、専用の背中搔き道具です。

痒いところにピンポイントで孫の手先が届きます。皆さんもぜひ、作ってみてください。

とは書きましたがこの季節、乾燥肌を掻いてますます痒くなり、傷だらけになって来院される方が多いです。

外用薬(保湿剤など)と内服薬(抗ヒスタミン薬)を処方しますが、皮膚を搔かないことがなにより大事です。

ひどい状態になる前に、(孫の手を工夫する暇があったら)、早めに治療を開始した方がよいでしょう。