Watchを探す

Apple WatchのOS、その名も「WatchOS」の最新版が、9月にリリースされました。

インストールするためには、Watchを充電状態にしなければなりません。

しかし充電器は、寝室と院長室です。アップデートせねばと思い出すのはいつも、自宅のリビングです。

というわけで、ずっとほったらかしにしてましたが、先週やっと、アップデートしました。

これでようやく、「Watchを探す」機能が使えるようになりました。私にいちばん必要な機能です。

なにしろ私は、腕時計をすぐ紛失する癖があるのです。そのイヤな思い出話は、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1272.html" target="_blank" title="前にも">前にも</a>書きました。

だから、Watch発売時点で「Watchを探す」機能が未搭載だったことには、ガッカリしたものです。

さっそくためしに探すと・・・ありました。地図で表示されます。ていうか、目の前にありますけどね。

この仕組みで探せるのは、iPhoneでWi-Fi接続したことのある場所に限られます。私の場合、自宅か職場です。

現実的には、職場にWatchを忘れて帰宅した時、自宅でそれを確認できるぐらいのメリットしかありません。

まあ、それでも、よけいな心配はしなくて済みますね。

自分の持ち物が、今現在どこにあるか、同様の仕組みを使って、何でも把握できるようになることでしょう。

たとえばカギとか、カバンとか、飼い犬とか。もちろん、人間もです。

まさかのトランプ氏

対岸の火事(ただし火の粉が激しく飛んでくる)と思ってた、米国大統領選挙は、トランプ候補が勝ちました。

まさかトランプ氏が大統領になるか?、と面白がってテレビを見てましたが、なっちゃいましたね。

昨日は、博多駅前の道路陥没ばかり報じていたテレビ番組が、今日は、大統領選挙の開票速報一色でした。

米国民の6割近くが、トランプ氏が大統領候補であることを恥ずかしく思っている、と以前は言われてました。

しかしその恥じるべき候補を、米国民は、恥をしのんで選んだわけです。

恥ずかしいから選ばない、ではなく、恥ずかしいけど選んだのです。

考えてみると、礼儀をわきまえて上品に振る舞うというのは、社会に自分を適応させるための装いです。

本来の人間の欲望は、もう少し無礼で、もう少し下品なのかもしれません。

ロッカールームで少々下品な会話をすることなど、たぶん、誰でもすることなのです。

クリントン氏は、ファーストレディ、上院議員、国務長官と、既成政治の中枢を歩んできた人物です。

トランプ氏はその正反対。無礼で下品で、場所をわきまえず過激な発言をして、政治にはド素人。

しかし、不満の多い現状を打開してくれるのは誰か、となれば、トランプ氏に期待するのかもしれません。

何も変わらないか、収拾が付かないほど変わるか、究極の二択を迫られ、後悔覚悟で後者を選んだわけです。

そこまでのリスクを負っても、現状を変えたい、ということなのでしょう。

まあそれにしても、日本人からは想像がつかないほど、クリントン氏の人気がなかったのでしょうね。

勝手に詰めてはダメ

朝は野菜ジュース。昼はコーヒーのみ。間食なし。夕食はたらふく、しかもデザート付き。私の食生活です。

3日前の土曜の晩のこと。チャーハンを食べてる途中で、ガリッと硬いモノを噛みました。ごはん粒の塊?

口から出してみると、硬い物体は小さな銀色の十字架です。よく見るとそれは、歯の詰め物、銀歯でした。

歯の治療なんて、最後にしたのは学生時代。だからその銀歯も、30年以上ずっと持ち続けていたものです。

それが今になって、たかがチャーハンを食べたぐらいで、ポロッとはずれたわけです。

歯科で治療してもらわなければなりませんが、なにしろ土曜の夜です。まずは応急処置をしておきましょう。

鏡を見ながら、銀歯を右下奥の元の位置に納めたら、これがジャストフィット。当たり前か。

用心しながら、残りのチャーハンと、デザートの蜂楽饅頭を摂取。噛むのはもちろん、左側の歯です。

翌日は日曜日。『真田丸』のオープニングテーマが、もったいつけてなかなか出ない、と思ったらラストとは。

などと驚嘆したものだから、グラタンをうっかり右奥歯で噛んでしまい、またガリッ。あ、しまった。

でも大丈夫。すぐに装着。ジャストフィット。その後はもちろん、夕食を完食。デザートのケーキも。

昨夜は用心してましたが、テレビのニュースに熱中した瞬間に、シュウマイでガリッ。学習してませんね。

で、今日は休みなので歯科受診。接着剤付けて、きちんと詰めてもらいました。まだ長持ちしそうです。

あとでネットで調べたら、自分で勝手に詰め物をはめ込んではならない、とありました。

土台の歯が欠けたり、すぐに外れて飲み込んでしまうかもしれないからです。自己流の対処は禁物ですね。

人工知能が新発見

「宇宙の謎の解明に、人工知能(AI)が迫ろうとしている」という新聞記事が、目に付きました。

暗黒物質の検出を目指している、欧州合同原子核研究機関(CERN)での話です。

膨大な実験データを、AIの力で解析すれば、ノーベル賞級の発見が期待されるとのこと。

しかし、データをAIに渡し、暗黒物質の存在を立証してくれるのを待つというのでは、いかにもAIに丸投げ。

当然、研究者には、「どうなんかなあ、それって」という思いもあります。

AIは単なるコンピュータではありません。自分で学習して、賢くなって、結論を導き出します。

ひらめきも偶然も、AIの守備範囲のうちです。だから飛躍もあれば発見もある。人間と同じ。いや人間以上。

AIが何かを新発見したとき、それを人間が発見したと言えるのか。それはたしかに疑問です。

2045年には、AIが人知を超える「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1724.html" target="_blank" title="シンギュラリティ">シンギュラリティ</a>」を迎えると言われています。

もはや人間がAIに太刀打ちできなくなる。いわゆる「2045年問題」です。

人間には、創造力があるが、AIにはそれがない、というのは間違いです。

所詮、人間が考えることなど、脳細胞における生化学反応と電気生理学的活動の、結果に過ぎません。

だからやがて、AIが人の脳を凌駕することは、時間の問題です。

シンギュラリティの先って、想像もつかない世界かもしれません。

ほとんどのガンが、根治できる時代になるかもしれません。感染症など、無くなるかもしれません。

医者は何をすればよいのでしょう。

電話予約と男と女

当院の診療予約の<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1825.html" target="_blank" title="電話受付">電話受付</a>は、朝8時半開始です。受付スタッフと私の2人で、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-882.html" target="_blank" title="電話番">電話番</a>をしています。

電話応対をしていると、社会の縮図を見るような思いがします。たとえば、電話の主と実際の患者との関係。

(1)患者=子ども、電話=母親

いちばん多いパターンです。お子さんの病状をよく把握しており、経過の説明も的確です。

(2)患者=子ども、電話=父親

ダメダメなパターンです。たいして病状が重くなくても、なぜか慌てています。

「お名前をお願いします」と尋ねると、「私ですか?子どもですか?」と応えます。

(3)患者=電話=成人女性

とくに問題を感じません。スムーズです。

(4)患者=夫、電話=妻

「熱はありますか」と訊くと、少し間を置いて、「熱は無いです」と応えます。何を尋ねても、即答なし。

待たされている間、電話口の向こうでの、やや険悪なやりとりが丸聞こえです。自分で電話すればいいのに。

レーンキープ機能

自動運転車のサイバー対策について、日米欧の交通当局が合意すると報じられました。

車がハッキングされて、ブレーキやハンドルをハッカーに操られたら、そりゃ大変なことになります。

不本意なドライブに付き合わされて、見知らぬ海辺まで連れて行かれたりするのも困ります。

車の通信機能などのセキュリティー対策には、万全の規格を策定して欲しいものです。

私の車にも「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1646.html" target="_blank" title="レーンキープ機能">レーンキープ機能</a>」があり、車線を維持して走行し続けるように、ハンドルが自動的に動きます。

便利なようですが、ハンドル操作のタイミングが私自身が運転する場合と違うので、少々違和感があります。

もともと私は、とくに山道などは、レーンに沿って、ジャストでクイックなハンドル操作をするのが好きです。

ところが車は、私が思ったよりも早く、ゆるゆるっとハンドルを切り始めるのです。

たぶん、なるべく急ハンドルを切らないような、安全第一の設定なのでしょうね。慣れるしかありません。

しかし、昨日ミルクロードを走ったときには、別の問題も感じました。

カーブの途中で突然、レーンキープ機能による自動操舵が止まってしまうのです。

車はそのままガードレールに向かうので、その都度私がハンドル操作を引き継ぐ羽目になります。

そのようなとき路面を見ると、センターラインや路肩の白線が消えかかっていて、ほとんど見えません。

これでは車線の境界がわからず、レーンキープ機能が中断したというわけです。

偶然なのか昨日は、ミルクロードのあちこちで、センターラインの塗装のやり直し作業が行われていました。

道路上のラインというのは、自動運転時代には最重要のインフラですね。

阿蘇一周してみた

震災後はずっと、ドライブを控えていましたが、今日は久しぶりに、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1187.html" target="_blank" title="阿蘇">阿蘇</a>を一周してみました。

サイクリングのときと同様に、まず、私の好きな<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1029.html" target="_blank" title="豊後街道">豊後街道</a>からスタートし、阿蘇外輪山の北西部分に達します。

道路と平行に走る「清正公道公園」が、本来の豊後街道の痕跡なのですが、ブルーシートがかかっていました。

外敵を攻撃しやすい「凹型」構造が特徴の「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1057.html" target="_blank" title="清正公道">清正公道</a>」は、震災で両側の崖が崩落したのかもしれません。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1064.html" target="_blank" title="二重峠">二重峠</a>で豊後街道を離れ、そのまま「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1263.html" target="_blank" title="ミルクロード">ミルクロード</a>」として、草原の中を快走します。

まだ緑色の草原と、黄金色に輝くススキが広がり、時間帯がよかったのか、無数の赤牛が草を食んでいます。

例の、「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1693.html" target="_blank" title="ロール・ベール・ラップ・サイロ">ロール・ベール・ラップ・サイロ</a>」が、沿道にたくさん積まれています。

その側面には、「がんばろう熊本」の文字が書かれたものもありました。

あちこちで、道路の補修行為が行われていました。「ラピュタの道」はまだ、通行止めです。

以前は間違えて入り込んだ「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1299.html" target="_blank" title="マゼノミステリーロード">マゼノミステリーロード</a>」を、今日は意図的に走りました。

震災後、国道57号の迂回路になっているミルクロードは交通量が増えていますが、マゼノはガラガラです。

南小国で昼食。今回も「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1466.html" target="_blank" title="吾亦紅">吾亦紅</a>(われもこう)」。新そばの、極太あんかけ地鶏そばで、満腹になりました。

午後は外輪山を越えてカルデラに入り、阿蘇神社に参拝。倒壊した楼門が痛々しい。でも参拝者多数でした。

そこから、根子岳の東側を回り込むコースで南下し、高森に向かいました。

道路には、「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1832.html" target="_blank" title="噴火">噴火</a>警戒レベル3(入山規制)」の電光表示あり。見れば噴煙は東にたなびいています。

それまではサンルーフを開けて快適なドライブをしていましたが、念のため火山灰を防ぐためにルーフを・・・

閉じようかと思ったら、閉じない。なんと、大事なときに故障です。あれこれ工夫して、無理矢理閉じる。

南阿蘇村で、南側の迂回路「グリーンロード」に入り、西原村の南側を走って<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1698.html" target="_blank" title="益城町">益城町</a>の東側に到着。

ミルクロードもグリーンロードも、なかなか険しい道ですが、今はかなりの交通量。大型車も多くバスも走る。

これらの山道が生き残って迂回路となり、メインの国道や新しい俵山バイパスが使えないとは皮肉な話です。

有機ELディスプレイ

中国企業が、有機ELディスプレイ生産のために巨額の設備投資を始めていると、今朝の日経にありました。

スマホのディスプレイが、今後は液晶から有機ELにシフトしていくことを見込んだものです。

iPhoneはいまのところ液晶ですが、来年あたりから有機ELに切り替わる可能性が報じられています。

新型MacBook Proには、有機ELタッチパネル「Touch Bar」が、キーボード最上部の位置に装備されました。

アプリ毎に自動的に表示が切り替わり、カスタマイズもできるファンクションキーという役割のようです。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-388.html" target="_blank" title="タッチスクリーン">タッチスクリーン</a>のディスプレイは、Windowsではよく見かけますが、Macでは採用してきませんでした。

いわゆる「ゴリラ腕」問題によるものです。タッチ操作が腕の疲労や前傾姿勢を招く、というわけです。

腕をいちいち持ち上げてディスプレイにタッチするような動作を、ジョブズはとくに嫌っていたそうです。

私もそう思います。前にも書いたように、垂直な画面へのタッチでは、長時間の作業などできません。

でも、iPadのような水平面へのタッチならばOK。しかもキーボードに近接しているのであれば、むしろ便利。

ということで、Touch Barが考案されて、MacBook Proへの採用につながったのでしょう。

ちょうど、ディスプレイのメニュー部分を、キーボード側に移したようなイメージ。かなり使えそうです。

有機ELディスプレイは、サイズを大きくするところに、技術的困難があるといわれます。

しかし逆に、スイッチなどの小さなタッチパネルには、すでにかなり入り込んでいるかもしれません。

そういえば私の車にも、エアコンのスイッチ部分に鮮明なタッチパネルがあります。有機ELなんでしょうか。

今後、コストが下がり、しかも大型化して、有機ELが一気にディスプレイ市場を席巻するような気がします。

錠剤のインフルワクチン

錠剤タイプのインフルエンザワクチンを、「日東電工」が開発すると、報じられました。

日東電工? って思いますが、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1468.html" target="_blank" title="デンカ生研">デンカ生研</a>の例もあるし、電気と薬品は関連深いのでしょう、きっと。

経口投与で効果が十分なら、ワクチン接種がとても楽になりますが、しばらく慎重に見ていく必要はあります。

というのも、前例があるからです。

「フルミスト」という、鼻の中に噴霧するインフルエンザワクチンがそれです。

欧米では数年以上前から使われていて、日本でも3年ぐらい前から、一部の医療機関が導入しています。

おたくで扱っているのかと、問い合わせをいただいたこともあり、近い将来は導入しようかと考え中でした。

ところが、フルミスト先進国の米国で、今さらのように、その効果が疑問視されつつあります。

米国疾病管理予防センター(CDC)のスタンスも、180度転換してしまいました。

(1)2014年:フルミストを積極的に推奨する

(2)2015年:注射でもフルミストでも、効果はあまり変わらないので、どちらを選択してもよい

(3)2016年:注射の方が有効なので、フルミストは接種すべきでない

米国では何年も使っているのに、今頃になって、フルミストは意外と効かないかも、と言い出したのです。

なんじゃそりゃ、です。

この報告を受けて、日本の医療機関でも、今シーズンはフルミストの接種を中止する動きが出ています。

本当のところ、フルミストが効かないかどうか、まだ最終結論は出ていません。

でもそんなことがあったので、錠剤タイプのワクチンと聞いても、私は少々懐疑的なのです。

VISAも使えました

「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1848.html" target="_blank" title="Apple Pay">Apple Pay</a>」は、日本ではVISAカードが使えないと聞いていましたが、VISA使えましたのでご報告まで。

カードの国際ブランドは、「VISA「Master」「JCB」「Diners」「Amex」の5つがメジャーです。

実際にカードを発行しているのは、楽天とかクレディセゾンなどの「イシュア」といわれる会社です。

日本では、Apple Payで使えるのはJCBとマスターだけで、VISAは使えないという、残念な事前情報でした。

ところが実際に、私の手持ちのクレジットカードを片っ端から登録してみると、意外なことが判明しました。

JCBなのに、ゆめカードが使えないのです。ところが反対に、紀伊國屋三井住友VISAカードはOKでした。

同じマスターカードでも、楽天とエディオンカードは登録できたのに、ベストカードはダメでした。

使えるかどうかは、VISAとかマスターとかのブランドではなく、個別のカード発行会社に依存するようです。

エディオンカードのイシュアであるオリコは対応し、ベストカードのニコスは未対応ということでしょう。

Apple PayでのFeliCaによる支払いは、イシュアによって「QUICPay」か「iD」かに振り分けられます。

店舗にどちらかのリーダーがあれば、それに応じたカードを選択して支払うことができます。

たとえVISAカードでも、VISAの処理ネットワークとは無関係に、iDかQUICPayで決済されるわけです。

さらに、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1849.html" target="_blank" title="Suica">Suica</a>とその互換カードは、Apple Payでは最も便利に利用ができるようになっています。

スマホでの支払いは今後、爆発的に拡大するでしょう。キャッシュレス・カードレスの時代は、もうすぐです。

となると財布に残るのは、免許証と保険証。これらもついでに、スマホに入れる仕組みになりませんかね。