博多駅前の<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1870.html" target="_blank" title="陥没道路を修復">陥没道路を修復</a>した場所が、また地盤沈下してしまいました。まことにガッカリな話です。
福岡市は「沈下は想定内だった」と言いますが、「なんだ、想定内でしたか」と単純には受け取れません。
地盤沈下を想定してたのなら、福岡市は通行再開前に、よくわかるように公表しておくべきでした。
「埋め戻しの重みで、その下の地盤が圧縮されるので、最大8センチ程度の地盤沈下が予測されます」
「早期検知のために、12台のセンサーで10分毎に路面の高さを計測し、3時間毎の目視も行っていきます」
「沈下の程度によっては、一時的に交通を規制する場合もありますが、安全確認のためです。ご安心ください」
あらかじめこう言っといてくれたなら、今回の沈下も、ああ、あれね、言ってたヤツね、となるでしょうに。
ところが、沈下の予測をしていた大成建設が、その詳細を福岡市に伝えたのは、昨日の地盤沈下の後だとも。
これじゃあ福岡市だって、そんなこと聞いてないよ、てとこでしょうが、それも間抜けな話です。
ともかく、世界中から賞賛された「福岡の奇跡」が、今回の件で、残念ながら疑わしくなってしまいました。
地盤沈下が発覚して交通規制を行ったものの、その4時間後には通行を再開した、その早さも気になります。
想定内の出来事であるから何も心配はないと、ことさらにアピールする意図があったのでしょうか。
しかしこういう時こそもっと謙虚に、慎重に、ボーリングでもなんでもやって、徹底的に調べるべきでしょう。
そしてその結果、やはり想定内の沈下でしたと、そう言ってくれたら安心できるのに。