本日、つるはらクリニックは、開院9周年を迎えました。
これもひとえに、皆様方の温かいご支援のおかげです。厚く御礼申し上げます。
(↑鋭くない人でも、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1458.html" target="_blank" title="1年前のブログ">1年前のブログ</a>の「8」を「9」に変えただけじゃん、と気付くことでしょう)
9年間と言えば長いですが、振り返って思い出されるのは、この半年のこと。熊本地震後の苦労ばかりです。
今日来院された患者さんにもまだ、親戚宅へ避難中の方が何人もいました。
自宅の雨漏りがひどくて天井がカビだらけで、ずっと咳が止まらない、というお子さんも受診されました。
高血圧の方々のうち約半数は、自宅の血圧計が故障したせいで、いまだに日頃の血圧が測れない状況です。
体重計が壊れたので体重もわからん、という方もいます。
隣のサンピアンは、先月から1階の食品館がオープンし、昨日からはATMも使えるようになりました。
2階と3階の復旧は年末までかかるとのことですが、気長に待つしかありません。
益城町を、数日前に訪れてみました。
驚いたことに、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1698.html" target="_blank" title="5月に行ったとき">5月に行ったとき</a>の光景と比べて、あまり大きな変化はないように見えました。
もちろん、着々と復旧・復興は進んでいるのでしょうが、倒壊したままの住宅がまだ、無数にありました。
熊本の地で開業した者の責任として、可能な限り被災者に優しい診療を心がけようと、決意を新たにしました。
土日祝日は、益城町や阿蘇方面など近隣一円からの受診者も多く、時間通りに診療が終わることはまれです。
平日には、共働きやひとり親家庭の子どもさんが、とくに午後6時を過ぎてから混み合ってきます。
所定の診療時間を過ぎても、患者さんが途切れるまで、夜まで診療する。この姿勢は続けたいと思います。