ここのところ、雨の日が多いです。それに今年は、台風の当たり年。現時点の上陸数6は、今世紀第2位です。
つい2カ月前には、今年は台風の発生が遅いだの、数も少ないだろうなどと言われていましたけどね。
<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1421.html" target="_blank" title="昨年の15号">昨年の15号</a>のような、強烈な台風の熊本直撃はいまのところありませんが、まだ油断はできません。
地震で被災して修復中の住宅などのことを考えると、今年の台風はぜひ、熊本を避けていただきたい。
日本中に大きな被害をもたらした16号は、九州の南を通過したので、熊本への被害はわずかでした。
台風が左巻きの渦なので、そういうことになります。そのかわり鹿児島や宮崎には大雨が降りました。
なぜ左巻きなのかは、中学校か高校で習ったように、「コリオリの力」によるものです。
「何オリ?」という方に、簡単にご説明したいところですが、文章だけでは無理。図解が必要です。
「あれでしょう? 餃子みたいなパスタ」「それはラビオリ」
「コリオリの力」については、申し訳ないですが、ググって分かり易いサイトを見つけてください(不親切)。
大学とか科学館とかに、「フーコーの振り子」がよく設置してありますね。
コリオリの力によって、振り子の振動方向がだんだんずれていくことを示し、地球の自転を証明する装置です。
風呂の栓を抜いたときにできる渦の向きも、台風と同じく左巻き、という「定説」を子どもの頃に聞きました。
しかし残念ながら、風呂の水に作用するコリオリの力は、その他の要因にかき消される程度とされています。
浴槽の形状とか、栓を抜くときのちょっとした水流の乱れとか、そっちの方が渦の向きを決定するようです。
つまり、渦がどっち向きになるかは、その時々の「オリオリの力」によるものなのです(上手くない)。