Suicaのタネ

iPhone 7に搭載されるというFeliCa対応機能は、とくにSuicaに対しては、特別扱いのようですね。

QUICPayやiDは、利用時に指紋認証(Touch ID)が必要ですが、Suicaの場合にはそれが不要とのこと。

それどころか、iPhoneがスリープ状態でも、バッテリーが切れても(しばらくは)使えるそうです。

それって便利だけど、紛失したら大変ですね。電車内にスマホ置き忘れたら、もう最悪。

私がJR東日本を利用する機会はきわめて少ないですが、Suicaは他の交通系カードとの相互利用ができます。

九州では、JR九州の「SUGOCA」、福岡市交通局の「はやかけん」、西鉄の「nimoca」がそれです。

ということは、iPhone 7のSuicaでも、同じような相互利用ができると期待しています。わからんけど。

Suicaがらみで思い出したのは、「スイカのタネを食べると盲腸になる」という、子どもだましの都市伝説。

ネットで調べると、「植物のタネが盲腸(虫垂炎)の原因だったのは0.4%だった」という研究が出てきます。

私の、数少ない虫垂切除術執刀経験(15例ぐらい)では、タネが虫垂に詰まっていた例はありませんでした。

しかし、虫垂の壁に魚の骨が刺さって重症化していた化膿性虫垂炎なら、執刀した経験があります。

切除した組織(標本という)は、執刀医が自分でその詳細を確認し、スケッチするのが、外科医の流儀です。

私はその日、縦に切り開いた虫垂に太い魚の骨が突き刺さり、外部にまで突き出ている絵を描きました。

骨を取り出して確かめると、どうやら鯛の骨のようです。あとで患者さんに尋ねると、たしかに鯛を食べたと。

それ以来私は、鯛を食べるときには、とくによく注意するようにしています。