ヘッドホンを購入しました。大学入学時(1979年)に買って以来なので、37年ぶりです。
前回買ったのは、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1048.html" target="_blank" title="テクニクス">テクニクス</a>製でした。もちろん「新生テクニクス」ではなく昔のテクニクス。
EAH-520という、当時1万円ほどしたものです。下宿生活だったので、最初のうちは重宝しました。
ところがやがて、ヘッドホンでは満足できなくなり、大型スピーカーを買うことになります。下宿生活なのに。
それから20年ほどの間は、音楽をヘッドホンで聴くことはほとんどありませんでした。イヤホンなど論外。
ところがそこへ、iPodの発売です。Apple信者なので、すぐに飛びつきました。聴くのはイヤホンです。
両方の耳で聴くというのが、昔のイヤホン(病院の大部屋でテレビを見る時に使うやつ)との違い。
ステレオだし、イヤホン自体の性能も格段に良くなっているはずです。
そのようにして、かつて<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1246.html" target="_blank" title="オーディオファン">オーディオファン</a>だった私が、イヤホンで音楽を聴く状況に甘んじてきました。
もちろん自宅には、それなりにスピーカーを配置した部屋があるのですが、ほとんど稼働していません。
第一、音楽を聴くためにその部屋に行き、あれこれスイッチを入れたりする、準備作業が多すぎるのです。
しかも<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1773.html" target="_blank" title="前にも書いた">前にも書いた</a>ように、震災後はオーディオ機器が不調です。
Macからイヤホンで聴く日々を過ごしつつ、せめてヘッドホンで聴こう、と思うのは自然な流れでしょう。
昨日届いた「ゼンハイザー」のHD598で、まず、バッハのシャコンヌを聴きました。すばらしいです。
少々マニアックなことを書くなら、このHD 598やテクニクスのEAH-520は、開放型ヘッドホンです。
音の抜けが良い(こもらない)のが最大の特徴。一般的な閉鎖型とは音質が大違い、と私は思います。
ちなみに新生テクニクスからも初めてのヘッドホンが、今年発売されました。
当然、まっ先に購入候補に上がったのですが、残念ながら閉鎖型なのです。税抜き9万円は高すぎだし。
ほかに「ベイヤーダイナミック」のDT990が、Amazonで安いので悩みましたが、インピーダンスがネック。
MacBookProは大丈夫でしょうけど、もしもiPhoneで聴くなら、もう少し低抵抗でないと音量が足りません。
わりと定位置で聴くことが多い方は、ぜひヘッドホンを使ってみてください。きっと音楽に没入できます。