頻度はそれほど多くはないですが、当院でも、胸部レントゲン検査をときどき行っています。
肺炎や胸膜炎や気胸を疑うときや、心不全や他の心肺疾患の経過観察のために、定期検査する場合もあります。
フィルムではなく「イメージングプレート」という、X線を感知するセンサーの板をセットして、撮影します。
そのプレートを、読み取り装置に入れると、専用のパソコン(Windows)上に画像が出てきます。
このようなシステムを「CR(コンピュータX線撮影)」といい、いまの医療現場では一般的です。
画像は院内LANを介して、診察室の電子カルテの端末(Mac)でも見ることができます。
さてその、専用のWindowsパソコンが古いので更新しましょうよと、CRメーカーが見積を持って来ました。
パソコン本体とモニターとCR用ソフトが、すべて最新版になるそうです。
総額275万円のところ、特別に205万円値引きして、見積額は70万円。そういう価格の出し方がまず、イヤ。
レントゲン撮影の時、スイッチはいつも規則通り、私が押しています。看護師に押させるのは、違法行為です。
「はい、息を大きく吸って〜、止めてっ!」などと、インターホン越しに呼びかけて、スイッチを押します。
「はい、息を大きく吸って〜、吐きだしてっ!」と、言い間違えてしまったことが、一度ありました。
「は〜い、では次、本番行きますよ〜」と続けて、ごまかしました。