さきほど職場からの帰宅中に、「テスラ Model X」にすれ違いました。私が初めて見たテスラです。
よっぽど、Uターンして、追いかけていこうかと思いました。
ファルコンウイングを開いて車から降りてくるドライバーのドヤ顔、または照れくさい顔を見たかった。
そのテスラの、「Model S」が、米国で死亡事故を起こしました。ベータ版の半自動運転モードだったとか。
問題は、システムトラブルが原因ではなく、純粋に、自動運転車の能力不足によるものだったという点です。
強い日差しとトレーラーの白い車体を識別できず、減速しないままトレーラーに巻き込まれたとのこと。
人の目で見ればすぐわかる事を、車が感知しなかったことが衝撃です。自動運転の根幹にかかわる大問題です。
ドライバーは、DVDで『ハリー・ポッター』を鑑賞していたという話もあります。
それだけ自動運転機能を信じて(油断して)、乗車していたわけです。
目の前にトレーラーが出てきたのに、車がまったく減速しないことには、さぞや驚いたことでしょう。
こんなことでは、自動運転車など怖くて乗れませんね。
人間を超える危険感知能力があるからこそ、自動運転車に任せる気になるのです。
子どもや自転車や、無謀運転や居眠り運転の車が往来する一般道で、完全自動運転など可能なのでしょうか。
今回の死亡事故は、自動運転に突き進んでいる我々に、少し冷静さを取り戻させてくれたようにも思えます。