「歩きスマホ」が原因の列車事故を受けて、改めてその危険性を、今朝のテレビ番組でも取り上げていました。
でもこれだけ社会問題になっているのに、いまだによく見かけますよね、「歩きスマホ」。
どうかすると「自転車スマホ」の若者もいるし、いい大人だって、ときどき「自動車スマホ」してますね。
運転中にスマホなど、私は絶対にしませんが、考えてみると、似たようなことはしてるかもしれない。
たとえばカーナビとかカーエアコンの操作。あるいはカーステレオ(って、今も言いましたっけ?)。
これらを扱うことも、運転中は最小限にしなければなりません。スマホだけの問題じゃないですね。
NHK放送文化研究所の塩田雄大氏が以前、「スマホ歩き」はなぜいけないか、というコラムを書いています。
これは複合語のお話。「歩きスマホ」は正しいけれど、「スマホ歩き」は間違った表現だというご指摘です。
複合語は、後ろの言葉が主要部で、前の言葉はそれを修飾するものだというのが、塩田氏の説明。
「スマホ歩き」と言うと、歩くための手段としてスマホを使っていることになる、というわけです。
たとえばそれは、2台のスマホを両足裏に装着して歩くようなことだというのです。
う〜ん、賛同できませんね。だとしたら、「歩きスマホ」は、スマホを使うための手段として歩くわけ?
「歩きスマホ」=「歩きながらのスマホ」であり、「スマホ歩き」=「スマホしながらの歩き」ですよ。
危険なのは、スマホしながらの「歩き」であって、歩きながらの「スマホ」じゃないでしょう。