「地球の寿命は77億年」という学術論文を紹介した記事が目に付いたので、今日はそこから考えたことを。
この論文では、生命が存在し得る状態での地球、という意味での寿命を、短くて77億年としています。
地球が誕生して、ほぼ生命が存在し得る今の形になったのは45億年前、人類が登場したのは20万年前です。
77億年という地球の寿命を、77歳に置き換えてみると、いま地球は45歳ということになります。
すると人類の登場は、ほんの17時間前という計算になります。地球クンに聞いてみました・・・
「ボク地球です。いま45歳です。気力も体力も充実しています」
「そういえば今朝から、人類とかいう寄生虫が、カラダの表面をモゾモゾし始めて、ちょっと痒いです」
「ついさっきから人類は、汚物を垂らし始めたのに、『地球に優しい』とか言ってます。意味がわかりません」
「どうでもいいけど、今夜中にキレイさっぱり、いなくなってね」
いやいや決して、厭世的な気分になっているのではありません。
ただ、このたびの熊本地震に遭って、どれほど人間が無力なのかと、思い知ったのです。
たとえ人間が、地球に優しい生活を心がけても、地球は何も容赦してくれないことがわかりました。
たぶん、人類の存在そのものが、地球に優しくないのでしょう。
結局、地球にとって人類とは、今朝からモゾモゾしている寄生虫なのです。