地震で建物がゆがんで、玄関などのドアが開かなくなるトラブルはよく知られています。
「地震が来たら、まずドアを開けておけ」なんて言われますが、そんなのは、机上の空論です。
大きな揺れでは、そんな余裕はありません。実際私は、ただ揺れに身を任せるしかありませんでした。
まず第一に、突然すぎです。第二に、何か行動を起こそうにも、物理的に不可能。揺れが強すぎました。
実態に即せば、「地震が来たら、揺れておけ」です。身を守る準備は、地震の前にしておくべきなのです。
建物はゆがまなくても、倒れた家具や散乱した家財が、ドアの開閉を妨げることがあります。
院長室のドアを、苦労してやっと開けた話は、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1659.html" target="_blank" title="先日">先日</a>書きました。
部屋の内側に向かって開くドアは、書棚等が倒れ込んだた場合、開かなくなるんですね。今回思い知りました。
もしも内部に人が閉じ込められたら、救助に手間取る危険もあります。
地震対策を第一に考えるなら、ドアは外側に向かって開くように作るべきかもしれません。
さて、自宅の書斎のドアは、いまだに開いていません。地震から4週間近くたつのに、手つかずです。
ずっと書斎に入れないのに、どういうわけか日常生活にはまったく支障がありません。不思議です。