赤ちゃんは、生まれてからちょうど2カ月後に「ワクチンデビュー」をするのが理想です。
とくに、乳児期に罹患すると重症化しやすい感染症については、できるだけ早めに免疫を付けておきたいもの。
複数のワクチンを同時接種すれば、日程を早めにこなすことができます。
しかしその同時接種を駆使しても、0歳の間に計6回ほど、予防接種のために受診してもらう必要があります。
(1)生後2カ月:ヒブ、肺炎球菌、ロタ、B型肝炎
(2)生後3カ月:ヒブ、肺炎球菌、ロタ、B型肝炎、4種混合
(3)生後4カ月:ヒブ、肺炎球菌、ロタ、4種混合
(4)生後5カ月:4種混合、BCG
(5)生後6カ月:日本脳炎
(6)生後7カ月:日本脳炎、B型肝炎
すべて4週間間隔で、いつも同じ曜日に接種するのが分かり易いでしょう。
ただし(1)の4週間後にはまだ、生後3カ月になっていない可能性もあるので、その点だけは注意します。
裏技的には、(2)が満3カ月になるように、逆算して(1)を計画するという手があります。
<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1687.html" target="_blank" title="BCG">BCG</a>は、標準接種月齢が5カ月なので、(3)の4週間後がまだ5カ月でなければ、あと1週間遅らせましょう。
諸事情で遅れて(4)の時点で満6カ月になっていたら、(5)の日本脳炎ワクチンも同時接種できます。
<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1445.html" target="_blank" title="日本脳炎">日本脳炎</a>は、昨年0歳の発病者が出てしまい、小さな子は日本脳炎に罹らない、という俗説は崩れました。
子どもは蚊に刺されやすいので、少なくとも西日本では、0歳のうちから日本脳炎ワクチンを接種すべきです。
生後5,6カ月頃から、赤ちゃんは風邪を引いたり発熱することが増えて来ます。予防接種にも影響します。
計画を順調に進めるためにも、早め早めに、生後2カ月からの「ワクチンデビュー」がいちばんオススメです。