自動車保険と個人情報

最近、車を買い替えた際に、自動車保険の登録内容も変更しました。

ところが、保険会社A社に電話したら、今回買い替えた車種ではなぜか、車両保険を扱えないというのです。

しょうがないので、別の保険会社B社の自動車保険に加入することにしました。それが3月の話。

さて、自動車保険の切り替えで大事なのは、「等級」の引き継ぎです。等級は、保険料の割引率に影響します。

私は割引率最大の「20等級」だったので、これを新しい保険に引き継いでもわらなければなりません。

細かいことは省きますが、B社ではA社の等級を引き継ぐことができない、という問題が勃発しました。

長い間無事故で「20等級」だったのに、今回は初期値の「6等級」で契約してくれ、というのです。

通常の継続契約では、20等級は63%引きですが、6等級は17%引きです。保険料は2倍以上違います。

しかも来年もまだ7等級なので、やはり保険料は2倍以上の差があります。再来年も同様です。

つまり、今回20等級を獲得しなければ、今後10年以上にわたり、損をし続けるのです。

どうやら、私の個人情報が、A社からB社に正確に伝わっていないことが判明しました。

しかも問題は、A社からB社に、直接私の個人情報を伝えることは、A社の規則に反すると言うのです。

保険会社同士は、契約者の個人情報をやり取りしているはずですが、今回は、やり取りしてくれないのです。

プライバシーの保護は大事ですが、本人がOKと言うのに個人情報を他社に渡さないという、融通のなさ。

私がいくら説明をしても、それぞれの会社の規則を遵守するために、杓子定規な対応しかしてくれません。

「お気持ちがわかりますが、規則上・・・」という苦しい返答。それって、何か間違ってませんか。

個人情報も過度に保護すると、その個人本人が不便な目に遭う、という事例です。

車を買い替えて2カ月近くたちますが、いまだに解決に至っておらず、自動車保険は宙に浮いています。