倒壊ブロック塀の撤去

避難所で、炊き出しのオニギリが原因で、集団食中毒が出てしまいました。黄色ブドウ球菌が原因のようです。

飲食店が準備したといいますが、たくさん作ろうとして、うっかり素手で握ったのでしょうか。

暑い日であれば、食中毒以外にも熱中症が気になります。雨が降れば、土砂崩れなどの二次災害が心配です。

屋根瓦が落ちたので、屋根をブルーシートで覆った家が、クリニック周辺にもたくさんあります。

本震直後には強い余震が続き、なかなかシートで覆う作業ができないうちに、何度も大雨が降りました。

泥混じりの雨水が屋根裏の断熱材にしみ込んで、重くなって天井が落ちた、という家の方の話も聞きました。

今日は雷も鳴るような大雨の中、当院の駐車場に隣接する民家の、ブロック塀の撤去作業が行われました。

地震で一部が倒壊し、まだ崩れていない部分も傾いていて、駐車場の方に倒れ込みそうな状態だったのです。

作業を見ていると、塀には縦横にしっかりと鉄筋が入っていたようですが、それでも崩れたわけですね。

民家4軒分のブロック塀が、おそらく同時期に作られたようで、全部つながっています。

その一部が倒壊したために、横に張られた鉄筋に引っ張られるように、倒壊範囲が拡大したような印象です。

横方向の鉄筋というのは、塀全体を頑丈にする反面、1カ所が倒れると近隣を道連れにするようですね。

そう言えば、院長室の本棚も同様でした。ビスでつないであった3つの書棚が、つながったまま共倒れです。

つながってなくても、それぞれ別々に倒れたでしょうけど。

ブロック塀を撤去した後には、フェンスを設置するようです。それがいい。もうブロック塀はゴメンです。