2日連続の市民病院ネタですみませんが、勢いで書いておきます。
大西一史・熊本市長はもちろん、被災者救援と復旧の最前線に立って、尽力されていることと思います。
しかしながら、昨年1月に市長が、市民病院の建て替え工事を凍結したことは、今となっては悔やまれます。
早く建て替えておけば良かったのに、なんてことは、そりゃあ地震の後なら誰でも言えます。
大事なのは、今回の経験を次に生かすこと。しかもすぐに行動すること。市民病院建て替えの、即時再開です。
もともと市民病院南館は、1981年の耐震基準を満たしておらず、以前から、耐震対策が求められていました。
そのことを背景に、2011年に「市民病院のあり方に関する特別委員会」が設置されました。
そして委員会は「2015年度までに耐震化が必要」と提言し、2015年4月からの着工が決まっていました。
ところが市長は、着工直前の昨年1月になって、建て替えを凍結。
そしたらその1年3カ月後に、地震が起きて病院が損壊したと、そういう流れです。市長も不運といえば不運。
市長が着工を延期した理由は、建設費の高騰です。このままだと、市民病院の経営に影響が大きいとの判断。
しかし着工を延期したというのに、いま市民病院は、地震によって経営上の大打撃を被っています。
まさかこんな大地震が起きるとは思ってなかった、なんてセリフは、今後わが国では言いっこナシです。
日本では、いつどこででも、大地震が起きると想定しなければならないということを、再認識しましょう。
市民病院はできるだけ早く、建て替えを着工すべきです。熊本城ホールよりも、優先すると思いますけど。