災害後に大量のゴミが発生することは、地震後に限らず、いつも問題となります。
熊本市では、地震災害ゴミは、曜日に関係なく、指定の袋も使用せずに、ゴミ置き場に出すことができます。
ただ、ゴミの搬出はいつでもOKではあるけれど、収集(回収)の頻度がかなり限られています。
ていうか、昨日まではほとんど回収されておらず、ゴミは溜まる一方でした。業者も手一杯なのでしょう。
当院の入口正面に、ゴミ置き場がありますが、そこにも多量の廃棄物が集まっていました。
最初のうちは整然と並べられていましたが、やがて乱雑に、うずたかく積み重なり、道路にも溢れてきました。
交通に支障を来すようになり、しかもやたら臭い。どうやら災害ゴミの中に、生ゴミが含まれているようです。
カラスが何十羽もやって来て、生ゴミをあさり、カアカア鳴き、無数の糞をします。
カラスが群がるゴミの山の奥に、何か施設がある・・・それが当院、といった雰囲気になってきたのです。
もっと被害の大きい建物もあるのだから、ゴミごときで文句は言うまいと、そう思ってきましたが、もう限界。
しかるべき筋へ、苦情を申し入れようかと思っていた矢先、昨日やっと、ゴミ処理業者が来てくれました。
残念ながら、生ゴミだけは回収してくれませんでしたが、それも今日になって、処理してくれました。
これでゴミ処理問題が一段落したと思ったら、大間違いです。
当院近隣の家々では、被害が大きくて、他所へ避難していた方が多いのです。
そういった方が、2,3日前ごろやっと、帰って来ました。だから片付けの本番は、むしろこれからなのです。
災害ゴミ問題は、これから第2のピークを迎えるでしょう。連休中に回収作業が進むのか、それが心配です。