余震はしつこく続きますが、貴重な休診日をムダにはできません。こういう日は、院内の片付けです。
クリニックの建物自体には、安全に関わるような損傷は、なさそうです。
ただし、隣接する民家のブロック塀が、当院駐車場に向かって倒れて砕けており、車3台分は、駐車禁止です。
いやよく見ると、倒壊したブロック以外も、若干傾いてる。駐車禁止は4台分としましょう。
受付や診察室などは、すでに地震後3日間の診療も乗り越えており、今後も地味に片付ければなんとかなる。
となると問題は、院長室。なにしろドアが開きません。何かズッシリとした物体が、向こうにあるのです。
一昨日から、何度も何度もドアを押すうちに、スキマがジワジワ広がり、ついに手が入るほどになりました。
ドアの向こうの物体を手探りでつかみ、スキマから引き出すか、それが無理なら、あっちの方に放り投げる。
こうしてドアを徐々に押し広げ、本日昼過ぎ、ついにカラダが入る広さになりました。
果たして室内は、目を覆うばかりの惨状、例えてみるならゴミ屋敷、もしくは最終処分場。
床よりも高いところにあった物品は、ほとんど落下。書棚はすべて倒壊。時計は1時26分で止まっています。
奇跡的に、院長室でいちばん高額な備品である<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-848.html" target="_blank" title="MacPro">MacPro</a>が、ケーブルが突っ張って机上に残っていました。
最初の地震で床に落ち、翌日元の位置に戻したさまざまな物品はすべて、もう一度、床に落ちていました。
次の地震に備えて、書棚には突っ張り棒が要るなあ、と思っていましたが、次の地震があまりにも早かった。
今日の作業で、これまで保存してきたさまざまな書類、小冊子、小物などを、どんどん<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-227.html" target="_blank" title="断捨離">断捨離</a>しました。
断捨離は苦手な私ですが、今回は思い切って処分できました。まあ、この機会をプラスに考えましょう。