区名のユニーク度

区役所内に、クリニックの電光広告を掲示しませんか、と提案する業者が現れました。お断りしました。

他にも、地図や回覧板の表紙などへの、さまざまな広告の提案がありますが、最近はすべて断っています。

当院は東区と北区の境界付近にあるので、広告は両方の区版に掲載しなければならず、出費もかさみます。

そもそも、アナログ媒体の広告は、存在価値が薄れています。ここ数年、電話帳にすら広告を出していません。

それにしても思うのは、熊本市の区名「東・西・南・北・中央」の芸の無さって、どうなんでしょうね。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-187.html" target="_blank" title="以前">以前</a>、熊本市が政令指定都市になるとき、わかりやすい区名が良いと書きましたが、今は後悔しています。

もっと、ユニークな名称にすべきでした。市民に(私にも)長期的な展望が無かったと言わざるを得ません。

都市の「区名」に着目して、その都市独自の名称かどうかで「ユニーク度」を計算している人がいます。

全国のどこかに同一名称があれば、その区名はオリジナリティーがないと判断する考え方です。

ユニーク度100%の都市は、川崎市と北九州市と静岡市。すべての区名が、独自の名称です。これはすごい。

一方、2009年以降に誕生した、相模原市と岡山市と熊本市の3つの政令指定都市は、なんとユニーク度0%。

バタバタと市町村合併したものだから、じっくり区名を考える余裕がなかったのでしょうか。

相模原市は「緑・中央・南」の3区。岡山市は「北・中・東・南」の4区。5区の熊本市が、いちばんひどい。

熊本市と同規模の静岡市では「葵・駿河・清水」の3区。そのユニークさが、うらやましい。