どこか痒いところ

「どこか痒いところはありませんか」美容室・理容室でシャンプーのときに尋ねられる、定番の質問です。

「背中です」とか「お尻の右半球」などと答えたいのを、ぐっとこらえます。大人なので。

「周囲でなにか流行っているものはありませんか」電話で予約が入った時には、必ずこの質問を付け加えます。

保育園等で、インフルエンザや水痘などが流行ってないか、患者周辺での流行情報を知ることは重要です。

診療予約の時点でそれがわかれば、その病気に感染している可能性を考慮して、準備ができるからです。

でも私は「周囲でなにか流行っているものはありませんか」と訊かれたら「BBQかな」とトボけてみたい。

「お客様の中に、お医者様はいらっしゃいませんか」というのは、旅客機内でのアナウンス。

この件については、本当はまじめに書きたいのですが、その前にどうしても、ギャグが湧き上がってきます。

「お客様の中に、爆弾処理班の方はいらっしゃいませんか」真っ先に思いつきますよね、この手のジョーク。

「お客様の中に、折れた操縦桿の接着が上手な方はいらっしゃいませんか」細かい。

「お客様の中に、アロンアルファかなんかをお持ちの方はいらっしゃいませんか」そんなのでいいわけ?

「お客様の中に、ジカ熱の方はいらっしゃいませんか」大丈夫、人から人にはうつりません(蚊がいたら別)。

「お客様の中に、周囲でなにか流行っている方はいらっしゃいませんか」意味不明になってきた。

「お客様の中に、どこか痒いところはありませんか」

すみません、なかなか止まりません。

「お医者様はいらっしゃいませんか」問題は、実はじっくり議論すべき、とても重要なテーマなのです。

キーワードを挙げるなら「善きサマリア人の法」です。後日書きます。今日はふざけすぎて紙面が足りません。