国内4例目の<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1594.html" title="ジカ熱">ジカ熱</a>感染患者の女性は、さいわい、症状も回復しているとのこと。
しかし今後、南米からの帰国者が日本にジカ熱を持ち込むケースは、ますます増えてくるでしょう。
夏場に入り、蚊がとぶ季節になれば、二次感染の恐れも出てきます。
ジカ熱で怖いのは、感染した妊婦から生まれる赤ちゃんの「小頭症」です。
そんな赤ちゃんの映像を、ときどきテレビで見かけますが、インパクトがありますね。
「ジカワクチン」ができたら、すぐ接種したくなります。
「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1186.html" target="_blank" title="HPVワクチン">HPVワクチン</a>(子宮頸がん予防ワクチン)」の副反応とおぼしき女性の映像。あれも衝撃的でした。
報道ステーションが、何度も何度も、あの映像を放送しました。誰の目にも、悲惨な病状に映ります。
しかしこのような、医学的因果関係が明確ではないのに、映像のインパクトで問題提起するのは疑問です。
百歩譲って、この女性の病状の原因がワクチンだとしても、あのように一方的に提示するのはフェアじゃない。
それならば、子宮頸がんの罹患率や死亡数などのデータについても、よくわかるように報じるべきです。
さらに、子宮頸がんの手術シーンとか、摘出臓器の画像さえも、ニュース番組で放送したっていいと思います。
副作用を問題にするのなら、そのワクチンで防ごうとしている病気の悲惨さも、同時に伝えるべきだからです。