アマゾンが自動補充

Amazonが、日用品を簡単に「補充」してくれる、新しいサービスを始めようとしています。

まず、すでに米国で無料配布されているのが「ダッシュボタン」。

洗剤が切れたら、すぐに補充できるような専用の発注ボタンを、洗濯機に貼り付けておこう、という発想。

ボタンを押すと、家庭のWi-Fiを通して、Amazonに洗剤が発注されるように設定されています。

食料品発注ならキッチン、シェーバーの替え刃なら洗面所に、ダッシュボタンを貼り付けておきます。

1個のボタンにはひとつの商品が設定され、あらかじめ発注量やサイズ等を設定できるとか。

「買う必要を感じたときにすぐ発注できる」というのが強みですが、家中ボタンだらけになりそうですな。

この異様な過渡期の次に登場するのが「ダッシュ・リプレニッシュメント・サービス(DRS)」です。

家電にセンサーを付けて、消耗品の補充が必要になったら、自動的にAmazonに発注する仕組みのようです。

似たようなものは、すでに実用化されています。たとえば当院のコピー複合機がそうです。

利用状況は管理会社が常に監視していて、トナーが減ってきたら、タイミング良く新しいトナーが届きます。

とても便利なのですが、コピーの枚数やサイズ、カラーまですべて、モニターされているのが気になります。

技術的には、コピーの中身(画像)まで、管理会社が把握してるんじゃなかろうかと、疑ってしまいます。

DRSとは、要はAmazonによる囲い込みですが、それが便利で価格も安いのなら、文句はありません。

やがて、冷蔵庫のビールや食材が減ってきたら、Amazonが自動的に届けてくれるようになるのでしょう。

便利だけど気味の悪い話です。