原発事故は、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1407.html" target="_blank" title="原発再稼働">原発再稼働</a>にも関連して今もホットな話題ですが、震災関連で最近忘れていたのが、津波でした。
我々は、ハリウッド映画などで、驚異的なCG映像を、日常的に目にしています。
最初『ジュラシック・パーク』を見たときはとても怖かったのに、今ではすっかり慣れてしまいました。
激しいシーンを見て怖くなっても、それが作られた映像であることを思い出すことで、安心できるのです。
しかし<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-523.html" target="_blank" title="東日本大震災">東日本大震災</a>の津波映像は違います。一瞬見るだけで、本当に怖ろしく感じます。
それが現実であること、実際に被害をもたらしたこと、そして今後も起きうることを、知っているからです。
今夜のNHKスペシャルで、あたらめて津波被害の凄まじさと、その避難の難しさを再認識しました。つまり、
(1)地震のあと、一定の時間差をもって津波が来たのに、多くの人が巻き込まれた
(2)高台に逃げた人は助かったのに、避難所にしていた建物に逃げた人は被災した
「地震のあとはすぐ高台に逃げる」という原則を言うのは易しいですが、実行は難しかったのです。
だから、親から昔の津波の話を聞き、日頃から避難訓練をしている地域の人たちなのに、被害に遭ったのです。
いま、地震が起きて津波警報が出たら、みな高台に逃げるでしょう。少なくとも東北では100%逃げるはず。
しかし警報は、あくまで安全のために出されるもの。もともと、はずれることの方が多いのです。
でもそんなことが今後何年も続くと、避難する方もだんだんと手抜きにならないでしょうか。
<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-188.html" target="_blank" title="地震予測">地震予測</a>は難しくても、津波警報はもっと精度を上げてほしい。警報が<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1010.html" target="_blank" title="オオカミ少年">オオカミ少年</a>になっては困るのです。