北朝鮮が、ミサイルの発射期間を1日前倒しすると通告したのが、昨日の話。で、前倒しするやいなや発射。
どのタイミングで発射するんだろうと思ってたら、期間の初日にいきなり発射とは、なかなかやってくれます。
周辺諸国の警戒態勢が整わないうちに、先手を打つ作戦なのでしょうか。
2月14日までの期間の中で、遅くなれば遅くなるほど、発射日が絞り込まれていくのを嫌ったのでしょうか。
できれば、誰も予測できないタイミングで発射をしたい、ということだったのでしょうか。
もしも2月13日までに発射しなかったら、その時点で、2月14日が発射日だとわかってしまいます。
つまり2月14日を発射日にはできません。となると、実質的な発射期間は2月13日までということになります。
しかしその場合、2月12日までに発射しなかったら、2月13日が発射日だとわかってしまいます。
だから2月13日の発射もダメ。となると、実質的な発射期間は2月12日までということになります。
しかしその場合、2月11日までに発射しなかったら、2月12日が発射日だとわかってしまいます。
だから2月12日の発射もダメ。以下同文。この理屈を繰り返せば、どの日にも発射できなくなります。
似たような話が、多湖輝の「頭の体操」に、あったような気がします。あれは死刑囚の話でしたか。
この論理展開にはもちろん、間違いがありますが、ともかく、今日の発射は誰も予測できませんでした。
でも考えてみると、今日発射するつもりでなければ、発射期間をたった1日前倒しする理由は、ないですよね。