<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1532.html" target="_blank" title="大河ドラマ">大河ドラマ</a>『真田丸』が、今夜始まりました。こんどは戦国時代です。
主人公が真田信繁で、主演が堺雅人ということよりも、原作が三谷幸喜であることに、私は期待をしています。
「一年かけて主人公の人生を追体験できるドラマなんて、大河ドラマしかありません」と言う三谷氏。
彼自身が若い頃に「同化した」人物として、村田蔵六、呂宗助左衞門、平沼銑次の3人の名を挙げています。
このうち前2者は、私も大好きだった「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-31.html" target="_blank" title="花神">花神</a>」と「黄金の日々」の主人公です。
三谷氏と私は、趣味も近いのかもしれません。年齢も1つ違いだし(私が年上)。
どうもこの、三谷幸喜という人は、ドラマを100%シリアスにはしたくないようです(以下ネタバレあり)。
たとえば今日の放送で、弱気になった武田勝頼を真田昌幸が励ますという、きわめて重々しく深刻なシーン。
武田勝頼「父上が築き上げたこの国を、わしが滅ぼしてしまうのか」
真田昌幸「富士や浅間の山が火でも吹かぬ限り、武田の守りは安泰にございます」
でもって、次のシーンが浅間山の大噴火。ありゃま、という顔の主人公。まったく期待を裏切らない展開です。
「プロフェッショナルとは、期待に応えるということ」という三谷氏の、面目躍如たるところでしょうか。
「軽いと思われがちな僕ですが、『真田丸』をコメディーにしようとする意図は全くありません」と三谷氏。
だいたい予測は付きます。ほどよく笑えるシリアスドラマを、狙っているのでしょう。