大河ドラマ『<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1559.html" target="_blank" title="真田丸">真田丸</a>』、盛り上がってきましたね。題材もキャストも、脚本も良いです。
これ以外のテレビドラマは、最近ほとんど見ませんが、ふと見かけた民放ドラマが妙に面白かった件。
フジテレビの『ナオミとカナコ』がそれです。高畑淳子が演じる、中国人女社長がウケます。
そのしゃべりが「完璧すぎるカタコト」とまで評されるぐらいの、はまり役アルヨ。みな見るヨロシ。
このドラマを見て、ゼンジー北京を思い出しました。もう、ゼンジー北京を知らない人も多いでしょうか。
「ワタシ中国ハ広島ノウマレアルヨ」とか「タネモシカケモ、チョトアルヨ」とか言ってた、手品芸人です。
この中華風のカタコトは、文明開化期の横浜や、戦時中の満州に由来があるといわれています。
これらを掘り下げるとまた面白いのですが、まだ研究途上なので、今日は書きません。
ステレオタイプな使われ方だけでなく、いまでも実際に、中国の方は似たような言葉遣いをされます。
助詞を省いてしゃべる患者さん(中国人)には、日ごろの診療でもよく遭遇します。意味はまったく通じます。
促音(っ)や長音もしばしば脱落していますが、これもほとんど支障はありません。会話は成立します。
助詞や促音や長音が無いと、言葉は全体に短縮され、会話の時間が短くなります。ある意味、省エネです。
ただしどうしても、せっかちに聞こえますね。そこがどうも私の、香港映画のイメージと重ナルノコトヨ。