東芝メディカル売却へ

当院が所有する高額医療機器といえば、X線撮影(レントゲン)装置と超音波(エコー)検査装置が双璧です。

いずれも、東芝メディカル製。とくに故障も不満もなく、開院して8年間、ずっと使い続けています。

開院当初からのリース期間を終え、再リース、再々リースを経て、このたび買い取ることにしました。

買い取る前提としてのメーカーの点検整備を受け、買い取り契約を完了し、今後は、当院の所有物となります。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1538.html" target="_blank" title="先日も書いた">先日も書いた</a>ように、私は意外と、東芝ファンなのです。もちろん、Appleの次ですが。

ところがその東芝は今週、東芝メディカルを他社に売却する方針を表明しました。リストラの一環です。

テレビをはじめとする家電から手を引こうという東芝が、定評あるメディカル部門も切り捨てるとは。

東芝のヘルスケア事業といえば、エネルギーとストレージに続く「東芝<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-674.html" target="_blank" title="3本目の柱">3本目の柱</a>」のはずでした。

けっして業績は悪くないのに、東芝本体の財務状況改善のために、東芝メディカルは売られてしまうのです。

好調だからこそ、高く売れるうちに売ってしまえ、ということらしいです。

残る柱のひとつがエネルギー分野ですが、たとえば原発事業などは、どう考えても逆風に晒されています。

ストレージ事業だって、新興国との競争が続きます。10年後にどうなるか、わかったものではありません。

「サザエさん」のスポンサーは続けるらしいですが、原発とメモリーの東芝って、お茶の間に合いますかね。