ふるさと納税

「ふるさと納税」については、最近とくに報道番組の特集が目立ちますね。ネットも賑わっています。

今年分の期限である年末が近づき、おまけにメディアが煽るものだから、ふるさと納税は過熱気味です。

わずか2,000円の負担で地方の特産品が手に入る、というお得な話なので、盛り上がるのは当然です。

しかしそこに冷や水を浴びせるように、ふるさと納税の問題点も、詳しく報じられるようになりました。

たとえば、

(1)お礼品合戦になっている:これがなくちゃ、盛り上がりませんけどね

(2)ふるさと納税の主旨を逸脱している:じゃあ名称を「自由納税制度」に変えましょう

(3)住民サービスの受益者負担原則から逸脱する:それがわかっていて、始められた制度です

(4)高額納税者ほど得:それもわかっていて、設計された制度です

(5)お礼品納入業者選定は公正か:ちゃんと入札しているのでしょうかね、あまり話題になりませんが

(6)地方活性化に役立たない:人気のある自治体だけが活性化して、全国的なバランスを欠きますね

ふるさと納税制度では、東京がいちばん損をしているといわれますが、必ずしもそうではないでしょう。

3年前に、尖閣諸島の購入に賛同して東京都に寄付した人は、ふるさと納税と同様の扱いが受けられたとか。

つまり東京都なら、何か大規模なテーマを打ち出して、用途を明確にした寄付金を募るという手があるはず。

すぐ思いつくのは、東京オリンピックのチケット優先購入券(権)でしょうか。

ということで今年私は、縁もゆかりも無い某町に、ふるさと納税を申し込みました。お礼品は・・・秘密です。