宮崎市で先週起きた重大な交通事故の原因は、運転していた男性の認知症などが原因とみられています。
無謀運転や飲酒運転ではなく、男性の健康上の問題が引き起こした事故だけに、なんともやりきれません。
抗てんかん薬の飲み忘れで、運転中に発作が出てしまったケースは、これまでに何度か報じられました。
昨年は、インスリンを注射している糖尿病の方の、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1004.html" target="_blank" title="低血糖が関与したと思われる事故">低血糖が関与したと思われる事故</a>が起きました。
薬で管理できる病状ならまだしも、心筋梗塞や脳梗塞などは、どのように管理しても起きるときは起きます。
極端な話、運転中のくしゃみが原因でハンドル操作を誤りそうになることだって、私でも経験があります。
医学的なリスクを抱えている人に、運転を認めるかどうか、その線引きはとても難しいと思います。
しかし、認知症と診断され、過去には事故歴もある今回の男性が運転できていたことは、たしかに問題です。
75歳以上の場合、記憶力や判断力を調べる「講習予備検査」をパスした人だけが、運転免許を更新できます。
その検査のひとつ「手がかり再生」に使うイラストを、テレビで紹介していたので、チャレンジしてみました。
まず8つの絵が提示され、「8つのモノの名前を覚えてください。2分後に答え合わせをします」と、CM入り。
こう言っちゃなんですが、私は記憶力が良い方です。とくに、短時間で集中的に記憶する作業が、好きです。
一見無関係にみえる8つのイラストも、それらを関連づけるような物語を創りながら、覚えていくのです。
さて、CMがあけました。ところがです。なぜかどうしても4つしか思い出せません。冷や汗が出てきました。
番組では、私よりもだいぶ年配のコメンテーターが、7つ言い当てました。
「全問正解でなかった方は、医師の診察が必要な場合もあります」とのこと。かなりヤバイです。