インドアビュー

毎日の通勤経路はおおむね決まっていますが、常に、新たなルートを開拓しようと考えながら走っています。

とくに自転車では、知らない路地に入り込み、意外な場所に抜け出たりでもすると、これは楽しい新発見です。

あるいは袋小路にはまり込み、結局元の道に戻る羽目になったとしても、それもまた、発見なのです。

走行経路はiPhoneのアプリに記録されるので、あとでそれを見ながら、Googleマップで確認作業を行います。

とくにストリートビューが便利ですね。「そうそう、ここ走ったな」なんて思い出しやすい。

ストリートビューって、こんなとこまで撮影したの?、と思うほど細い道まで入り込んでいて、驚きます。

おまけに最近は「インドアビュー」というのまでありますね。建物の内部まで入り込めるヤツです。

大規模な建物だけではなく、小規模な民間施設も、インドアビューで内部を見られるようになりつつあります。

最近、ついに当院にも、「インドアビューの撮影をさせてもらえませんか」と、Googleから提案が来ました。

どうせ、バカ高い掲載料のようなものを取るんだろうと思いながらも、いちおう話を聞いてみました。

来院されたのは、Googleではなく、「認定パートナー」と称する業者の方でした。

院内を、一定の間隔で数カ所、360度撮影し、インドアビューでぐるっと見られるようになるとのこと。

話はとても面白かったし、料金も許容範囲だったのですが、掲載はお断りしました。

Googleマップからの延長で、そのまま建物の内部まで見られたとしても、それはただ興味本位の見方です。

飲食店などなら、インドアビューで印象が良かった店に、一度は行ってみようと思うかもしれません。

しかし医療機関は、そのような見た目だけで選ぶとは、とても思えません。

そんなことに広告料をかけるより、まず、クリニックのHPを充実させようと、あらためて思ったのでした。