蕎麦を久しく食べてないことに思い至り、休診日の今日は、蕎麦屋巡りをすることにしました。
巡りというからには、何軒か「ハシゴ」しなければなりません。もちろん中心市街ではなく、周辺山間部です。
熊本近郊で蕎麦といえば、黒川温泉の近くにある、南小国そば街道でしょうか。まずはそこから。
数軒あるうちの、有名な「吾亦紅(われもこう)」に、昼ごろ入店。民芸調の、雰囲気の良い店です。
「吾亦紅セット」をざるそばで注文。噛み応えがあり旨い。デザートの「葛きり」で満腹になりました。
そば街道で何軒かハシゴするだけでも十分なのですが、それでは芸がありません。おまけにお腹もすいてない。
時間稼ぎも兼ねて、次は、阿蘇を中心として南小国とは正反対に位置する、南阿蘇に向かいます。
噴煙は東に漂っていたので、西側のルート(赤水経由)で南下しました。
南阿蘇は「久木野庵」という店を選びました。十割蕎麦は売り切れていたので、二八の「せいろ蕎麦」を注文。
ちなみに「十割」に疑問の余地はありませんが、「二八蕎麦」の由来には、諸説あります。
(1)蕎麦粉と小麦粉の配分説:「八二」じゃないのか、「二八うどん」はどう説明するのか、等の問題あり。
(2)十六文という価格説:2x8=16というシャレ。もっと安い価格の頃から二八蕎麦が存在する点が矛盾。
元々の由来はともかく、いまは(1)の意味で使っていますが、私は(2)の遊び心が好きです。
久木野庵の二八蕎麦は「外二仕立」でした。蕎麦粉10:小麦粉2の意味ですね。厳密には二八じゃありません。
この店では「蕎麦がきぜんざい」をデザートに選択。甘さ控えめですが、蕎麦がきがズッシリきました。
超満腹になったので、今日の蕎麦屋巡りはこれで終わりです。ハシゴは2段止まり。