国連演説後の記者会見で安倍首相は、難民受け入れに消極的な発言をして、海外メディアにたたかれています。
「日本はシリア難民への経済支援を表明したが、難民を受け入れる可能性はあるか」と聞かれた安倍首相は、
(1)難民問題は、まさに国際社会で連携して取り組まなければならない
(2)人口問題としてなら、日本は移民を受け入れる前に、女性・高齢者・出生率などでやるべきことがある
(3)難民の問題においては、日本は日本としての責任を果たしていく
と答えました。つまりこういうことです。
記者「シリア難民を受け入れないのか」
首相「大丈夫、人口は自前で工夫して増やすから」
トンチ問答じゃありません。首相は、難民を受け入れたくないとはっきり言えずに、はぐらかしているのです。
「難民は受け入れないが金は出す」というのは、いかにも日本らしい、海外から嫌われかねない態度です。
今後ずっと、そのような姿勢を貫くのは難しいかもしれません。これは日本人全体が考えるべき問題です。