ハロウィン

ハロウィンって、数年前までほとんど馴染みがなかったのに、最近はそこそこ全国行事になってますね。

今日もニュースで取り上げていましたが、まず気になるのはその発音、イントネーションです。

NHKは「ハロウィーン」と伸ばし、「タンジョービ」と同様の、平板型イントネーションで発音しています。

でも、民放の多くは、頭高型で「ハロウィン」。ちょうどジーンズの「エドウィン」みたいな発音です。

でも辞書を引いたら、「Halloween」のアクセントは “een” のところなので、言うなれば尾高型でした。

新聞を見ると、記事本文では「ハロウィーン」が多く、作家などのコラムでは「ハロウィン」が目立ちます。

前者は平板型か頭高型、後者は頭高型で読ませる(音読でも黙読でも)ことを想定しているのでしょうか。

ケルト人の暦では、11月1日から新年が始まるそうです。10月31日は大晦日に相当するわけです。

それがキリスト教文化に取り入れられ、11月1日の「万聖節(Hallowmass)」の前夜が「Halloween」。

ハロウィンはつまり、万聖節の前夜祭。ちょうど、クリスマスに対するクリスマスイブの位置づけです。

ところが実際には、その前夜祭を待ちきれず、前夜祭の前夜からハロウィンムード一色になります。

これはすなわち、クリスマスイブの前夜、いわゆる「イブイブ」にお祭り騒ぎするようなもの。

もともと万聖節やクリスマスそのものを祝う習慣がない日本では、前夜祭ばかりが発達しているようです。

解凍法に解答はあるのか

冷凍肉を解凍するときに大事なことは、以下の2点です。

(1)細菌を増殖させない(安全のため)

(2)肉の細胞を壊さない(旨味のため)

流水や室温での解凍は、細菌が繁殖しやすいので、よくない方法だといわれています。

また冷蔵庫で解凍するような、解凍に時間がかかる方法では、肉の旨味が流出してしまうそうです。

ゆっくり解凍すると、肉の内部の水が大きな氷の結晶を作るので、細胞を破壊してしまうからです。

氷結晶が生成する温度を「最大氷結晶生成帯」と呼び、これをゆっくり通過するほど氷結晶は大きくなります。

肉などを凍結する場合には、この温度帯をできるだけ短時間のうちに通過させ、氷の結晶を小さく留めます。

つまり「急速冷凍」によって、食品の品質を保つことができるわけです。

解凍する場合も同様。最大氷結晶生成帯をすばやく通過させるほど、細胞を傷めずにすみます。

つまり「急速解凍」によって、食品の品質(そして味)を保つことができるのです。

間違いがないのが、氷水による解凍だといわれています。あちこちのサイトでも紹介されています。

その氷水よりも熱伝導の良い、アルミ製の解凍器具も購入しましたが、思ったほどうまくいきません。

なので日ごろはもっぱら、バットに氷水を張って、真空パックに入れた肉を2,3時間浸して解凍しています。

ところが、冷凍肉を解凍せずに、そのまま焼くのも悪くないと知りました。

考えてみれば、最大氷結晶生成帯を通過する時間は、この方法が最短です。細菌が繁殖する心配もありません。

温度ムラが無いように、強火で一気に焼くのがポイントでしょうか。

そこで今日は、冷凍肉をいきなりBBQで焼いてみました。強火で両面を6分間焼き、弱火の蒸し焼きで12分。

これは良い感じの火の通りでした。もうこれからは、解凍不要と思った次第。

本を毎日7冊読む

ネット上の文章をよく読むのに逆相関して、紙の本をあまり読まなくなりました。おおいに反省しています。

では、まとまって<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1163.html" target="_blank" title="読書">読書</a>する時間が作れず、もともと飽きっぽい私が、どのようにしたら読書できるのか。

その解決策が、以前にも書いた「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-633.html" target="_blank" title="並列読書">並列読書</a>」です。この場合はもちろん、雑誌や学術書や実用書は除きます。

成毛眞氏は「本は10冊同時に読め!」とおっしゃいますが、私は同時に7冊読むことに決めました。

「本を毎日7冊読む」というタイトルは、7冊の本を毎日読み進む、という意味です。

ではなぜ7冊か。それは、私が日常的に腰をおろす場所が、7カ所あるからです。

自宅では、リビングのソファー、ダイニングのチェア、書斎のイス、そしてトイレ。浴室のイスは除外します。

職場では、メインの診察室と、院長室。それに、雨の日の通勤で使う自家用車。自転車のサドルは除きます。

それら7カ所に、それぞれ本を1冊ずつ「配置」します。そして、

(1)その場所では、配置されている本だけを読む

(2)読了するまで、本は移動させない

(3)その場所に座ったら、なるべく読む

同時に7冊も読んで、まともな読書ができるのか、内容はこんがらがらないか、という心配は無用。

テレビドラマだって、多くの方が週に7番組程度は並行して視聴し、それぞれ楽しめているはずです。

問題があるとすれば、それぞれの場所の滞在時間によって、読み進む速度が異なることでしょうか。

トイレに配置された本など、1冊読み終わるまでに1年かかるかもしれません。

さて、どの場所にどのような本を配置するか。これは楽しい悩みになりそう。

とりあえず今日は、診察室に歴史物、ダイニングに科学読物、リビングに社会派の本を、配置したところです。

4種混合ワクチンも欠品

化血研のインフルエンザワクチンが、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1479.html" target="_blank" title="やっと出荷再開">やっと出荷再開</a>になったと思ったら、こんどは「<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-912.html" target="_blank" title="4種混合ワクチン">4種混合ワクチン</a>」。

乳幼児に接種する、化血研の4種混合ワクチンが、出荷停止からついに欠品となりました。

4種混合ワクチンとは、ジフテリア、百日咳、破傷風、ポリオの、4つの混合ワクチンです。

インフルエンザワクチンでは化血研の国内シェアは29%でしたが、4種混合ワクチンは64.2%と圧倒的。

化血研欠品のあおりを受けて、他社製の4種混合ワクチンも、すでに今朝から入手が困難になりつつあります。

4種混合ワクチンの1期初回接種は、0歳3カ月から5カ月までに3回行うのが標準です。

欠品で接種できないようなことがあると、乳児の予防接種プラン全体にもかかわる、大問題です。

問題は単純ではなく、化血研の不始末が厚労省の怒りを買い、厳しい罰を受けている構図にも見えます。

「欠品のお詫び」という化血研の文書を見ると、ワクチン類を出荷停止している理由はこれまで同様に、

「承認書と製造実態の齟齬等について厚生労働省への報告が適切に行われていないことが判明したことから」

としています。

「製造実態」が問題なのではなく、手続き上の不備なのだと言わんばかりなのは、いかにも無責任な態度です。

またこの製造の問題は「もう10年以上前に起こっておりました」と、化血研の理事長が言うのにも驚きます。

毎日のように乳幼児に接種している、大事なワクチンです。

このさい化血研の膿を徹底的に絞り出して、信頼を取り戻してもらいたいものです。

2度寝にも2種類ある

勤務医の頃、ほんの10年ぐらい前までは、仕事で徹夜、またはそれに近い状態で働くことがよくありました。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1248.html" target="_blank" title="術後患者の管理">術後患者の管理</a>や、手術そのものが長引いて朝まで不眠不休ということも、しばしばありました。

しかも徹夜明けには、その日の仕事が通常通り始まるわけです。場合によっては、また夜中まで。

たとえ徹夜で働いたからといって、翌日に仮眠をとったり、まして早退するなどあり得ません。

とくに外科チームでは、執刀医クラスが抜けると、予定されていた手術が中止になりかねません。

医者の都合で手術を中止すると、その患者さんの健康上の不利益にもつながりかねません。

手術予定日に合わせて、家庭や仕事の都合をつけている家族の予定をも、大きく狂わせてしまいます。

そんな過酷な生活を離れ、徹夜することもなくなりましたが、おそらく、徹夜のできないカラダになりました。

翌日の仕事を考えると、夜更かしすらためらわれます。早ければ10時台、遅くとも0時前には寝てしまいます。

そのかわり、朝5時台には自然に目が覚めてしまいます。睡眠時間は、平均して7時間弱ぐらいでしょうか。

前半は深くグッスリ(<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1419.html" target="_blank" title="good sleep">good sleep</a>)眠り、後半は夢ばかりを見ている浅い眠りが主体です。

少し長いとは思っていますが、なにしろ毎晩心地よく熟睡できているので、このリズムを変えたくありません。

ソニー元会長の大賀典雄氏は、10時に寝て2時に起き、少し勉強してから、また4時に寝ていたそうです。

どうしてそんな眠り方をするのかと、ある人が尋ねたら、大賀氏曰く、

「俺は一番深い睡眠を2回もとっているんだ。お前たちみたいにダラダラ寝ていないんだ」

大賀氏は、睡眠の前半の深い眠りを、一晩に2度得ようとしていたわけです。

私は逆に、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-341.html" target="_blank" title="夢ばかり見る">夢ばかり見る</a>ダラダラ睡眠が好きなので、朝方に2度寝します。同じ2度寝でも、だいぶ違います。

今年のインフルは痛い?

インフルエンザワクチンは、例年10月下旬から11月にかけて、接種のピークを迎えます。

今シーズンは、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1440.html" target="_blank" title="接種料金">接種料金</a>が上がったり化血研の<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1470.html" target="_blank" title="出荷停止問題">出荷停止問題</a>があったりと、全体的には逆風が吹いています。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1338.html" target="_blank" title="前にも書いた">前にも書いた</a>ようにインフルエンザワクチンは、昨年までの「3価」から、今年は「4価」になりました。

「4価」ワクチンには、A型2つとB型2つの、4つの株(型)のウイルス抗原が含まれています。

ウイルス抗原というのは、ウイルスの成分タンパクであり、異物です。体内に注射すると免疫反応が起きます。

この免疫反応をからだに覚え込ませ(=免疫獲得)、本番(=本物のウイルス感染)に備えるわけです。

日本の「生物学的製剤基準」では、注射液1ml当たりのタンパク量は240μg以下、という制限がありました。

副作用を防ぐための基準です。従来の「3価」ワクチンは、最大で210μg程度のタンパク含有でした。

これが「4価」になると、単純計算ではタンパク量が3分の4倍に増えるので、基準を満たせなくなります。

かといって「1価」当たりのタンパク量を減らすと、ワクチンの効果が減弱することがわかっています。

そこでこのたび、製剤基準が緩和され、注射液1ml当たりのタンパク量の上限が400μgまで増えました。

さて、タンパク量すなわちウイルス抗原量が増えて、良いことばかりかと言うと、デメリットが2つあります。

(1)製造コストが上がり、ワクチン代、ひいては接種料金が上がった:これは前に書きました

(2)接種部位の局所反応(痛み、腫れなど)が強まる可能性がある

治験時において、接種翌日の腕の腫れは、4価の方が明らかに(統計学的に有意に)大きかったそうです。

私も接種を受けましたが、注射中の痛みが、前よりも強かったような・・・いや、気のせいでしょう。

安心のために言っておきますが、接種翌日の腕の腫れも、それほどひどくはありませんでした。

高血圧の治療目標

高血圧の治療目標は「120未満」にすべきであると、米国立研究所が発表した基準値が報じられました。

けっこう厳しい数値ですが、この基準を守った場合には、死亡のリスクが4分の1に減ったとのこと。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-943.html" target="_blank" title="昨年は">昨年は</a>逆に、人間ドック学会などが「大甘な」基準値を公表して混乱を招いたのが、記憶に新しいところ。

こういった「目標」とか「基準」とか「正常値」というのは、そのまま万人に当てはまるものではありません。

血圧でも脂質でも血糖でも、目標とする数値は、個人個人の病状や体質や考え方で、異なるはずだからです。

厳しい基準が必要となるのは、次のような考えをお持ちの方です。

(1)少しでも異常があれば、薬物療法であれ生活習慣の改善であれ、早期に治療を導入して改善させたい。

(2)生活習慣病による生命の危険や合併症の発症を、可能な限り防ぎたい。

その反対に、甘い基準を採用するのは、次のような方でしょうか。

(3)薬はなるべく飲みたくない。余計な出費もイヤ(製薬業界と医者が儲かるだけだ)。薬の副作用も心配。

(4)検査の数値には個人差があるはずだから、基準値を画一的に決めるのは疑問。

ここで(1)と(3)は必ずしも矛盾しません。生活習慣を改善させたいという意味では、両者は同じです。

食事運動療法などを導入するタイミングが、早いか遅いかの違いです。もちろん、早い方が望ましいでしょう。

さらに(2)と(4)も、同じ事柄を両面から見たようなもの。

喫煙歴や遺伝歴など、動脈硬化のリスクが高い人では、厳しい基準を、そうでなければ甘くてもよいわけです。

血圧の基準値に幅がある以上に、各人の病歴や遺伝因子や生活習慣や、さらには健康観も、人それぞれです。

目の前の患者さんに、どの基準値を採用して、どのような治療を奨めるか。それが医者の腕の見せ所でしょう。

ケヤキの落葉

樹木の剪定は、定期的に業者にお願いしていますが、自分でもときどき生垣などの手入れをします。

昨日は作業の前に、まず「高枝切りバサミ」を買おうと、朝からハンズマンに出かけました。

早朝なのに、ハンズマンの店内は大賑わい。大半は作業着の方々。現場に向かう前の物品購入でしょうか。

朝7時の開店時には、パンとコーヒーのサービスがあるのですが、7時10分に行ったらパンは品切れでした。

次に行くときは、7時前から駐車場で待つつもりで臨みましょう。

クリニックのシンボルツリーであるケヤキは、例年よりもだいぶ早く、すでに葉が色づいています。

普通の紅葉ではなく、先月の台風による「風害」なのです。葉先が縁取られたように茶色くなっています。

暴風に揺さぶられて根が傷んだ結果、ケヤキが自らを守るために、葉を枯らそうとしているのだといいます。

また、強風に吹かれ続けることで葉からの水分蒸散が多くなり、枯れてしまうこともあるそうです。

葉先が風でしごかれて傷つくと、よけい水分が抜けやすいともいわれます。

ケヤキの葉はどっちみち、冬までには全部、落葉します。これからしばらくの間は、朝の清掃が大変です。

落ち葉をかき集める毎日が続き、気がつくと、ケヤキはすっかり丸裸の、寒々しい格好になってしまいます。

でも3月ごろには芽吹いて、夏までには邪魔くさいほど葉が繁ります。不思議です。

書籍の所有欲

Amazonで本を検索するとたいてい、「Kindle版」「単行本」「文庫」という三択が、提示されます。

単行本と文庫にはそれぞれ、「新品」「中古品」「コレクター商品」という選択肢があります。

多くの場合私は、単行本の中古品を、しかもいちばん安いもの、もし1円のものがあればそれを選びます。

ただし配送料が257円かかることが多く、実質の値段は最も安くて258円ということになります。

単行本を選ぶのは、装丁が凝っているからです。本棚に並べたときに、文庫本の背表紙は面白味がありません。

どんな本でも、読みたいと思った瞬間から時間が経てば経つほど、私が実際に読了する確率は低下します。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-667.html" target="_blank" title="書店">書店</a>でふと発見した面白そうな本を、その場で買って帰るのが、いちばん読了率の高いケースです。

通販の場合、朝発注して夕方には本を入手できたとしても、もう、かなり読書意欲が失われています。

だから私には、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-281.html" target="_blank" title="電子書籍">電子書籍</a>がいちばん適しているのです。

もちろんAmazonの「Kindle版」ではなく、私はAppleの「iBook版」を選びます。両者の値段はほぼ同じ。

そうは言いながらも実際には、私が電子書籍を買うことはまれです。所有欲が満たされないからです。

これは<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1372.html" target="_blank" title="音楽と同じ">音楽と同じ</a>。私はどうしても、目に見える「モノ」を手元に置きたいタチなのです。

パソコンソフトの中には、ダウンロード版を買うと、あとでパッケージ版も送ってくるものがあります。

すぐにソフトを使い始めることができ、しかも手元には、ディスクと紙のマニュアルと箱が残ります。

こういう気遣いは、大歓迎です。

書籍の場合にも、紙の本と電子書籍の「ハイブリッド版」をぜひ、販売してもらいたいものです。

読みたい瞬間にすぐに読めるし、所有欲も満たされます。書籍の購入目的は、読むことだけじゃないのです。

化血研ワクチン出荷解禁

化血研が製造したインフルエンザワクチンの出荷が、ようやく始まることになりました。早ければ来週です。

出荷停止のいきさつは、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1470.html" target="_blank" title="先日書いた">先日書いた</a>通り、厚労省が承認した内容と製造実態の「齟齬」が問題でした。

厚労省が昨日、出荷を認める決定を下した理由は、

(1)報告された齟齬が、ワクチンの品質及び安全性等に重大な影響を及ぼす可能性は低い

(2)昨年使用相当量のワクチンを、今年、他のメーカーだけで供給することは困難である

規則違反は問題だが、安全性に重大な影響はないし、ワクチンも足りないので出荷させよう、というわけです。

化血研に対する厳しい処分が世間を混乱させたのでは、厚労省まで非難されかねないとの判断かもしれません。

と思っていたら今朝、日本テレビの報道局から、私に取材の電話がありました。

「このたびの化血研ワクチンの出荷停止問題では、どのような影響があったのか、お聞かせ願えませんか」

日本テレビの取材の主旨が不明ですが、化血研または厚労省に対する、批判的な回答を期待しているのか。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1468.html" target="_blank" title="4つのメーカー">4つのメーカー</a>が、需要ギリギリのワクチンを生産している現状を世に知らしめたいのなら、良い切り口です。

化血研のインフルエンザワクチンの全国シェアは29%ですが、地元企業なので、熊本では人気があります。

その他にも化血研は、国内で大きなシェアを占めるワクチンを、いくつも製造しています。

定期接種ワクチンでは、「4種混合」64.2%、「B型肝炎」79.9%、「日本脳炎」36.2%というシェアです。

「A型肝炎ワクチン」「狂犬病ワクチン」にいたっては、シェア100%という、独占状態。

そのシェアの上にあぐらをかいて、法令遵守をなおざりにしていないか、そのことが最大の問題だと思います。