iPhone硬くなります

「Appleの新製品が、本日(日本時間)発表されました」。同じことを、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1072.html" target="_blank" title="昨年">昨年</a>の9月10日にも書きました。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-708.html" target="_blank" title="一昨年">一昨年</a>は9月11日、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-344.html" target="_blank" title="その前">その前</a>は9月13日、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-140.html" target="_blank" title="その前">その前</a>の2011年は10月5日に、発表会の話を書いています。

ちなみにその、2011年の発表会の<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-141.html" target="_blank" title="翌日">翌日</a>に、スティーブ・ジョブズが亡くなりました。

さて、今年の新製品の目玉は何だったのでしょう。小粒なものが多数、といった印象でした。羅列しますと、

(1)iPhone 6s/6s Plus。カメラとCPU性能向上。3D Touch搭載。新色登場。本体素材が硬くなりました。

(2)iPad Pro登場。でかい。画質もCPU性能も大幅アップ。ジョブズが嫌いだったスタイラスペンも登場。

(3)Apple Watchに新色登場。Watch OS 2でアプリが充実。個人的には、エルメス版がかなり好きです。

(4)Apple TVついにアップデート。待ってました。個人的には今回の目玉だと思います。詳細はまた後日。

(5)iOS 9とOS X El Capitanが相次いでリリース予定。

iPhone 6s/6s Plusの発売日は、9月25日に決まりました。いつものように金曜日、つまり当院の休診日です。

予約受付は、12日の16時01分。もちろんこれが「12:01 a.m. PDT」に一致することは、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1281.html" target="_blank" title="以前書いた">以前書いた</a>とおり。

実は発売日については、以前から議論の的でした。少し前までは、18日発売と予想されていました。

しかも、日本での発売は1週間遅らせて、中国と同じ25日に合わせるなどという、残念な情報も出ていました。

昨年、中国よりも先に発売された日本に、転売目的の中国人がやってきて、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1082.html" target="_blank" title="爆買い">爆買い</a>した問題が起きたからです。

結局、欧米も日本も中国も、同時発売となったようです。さてそれにしても、今回は買うべきか否か。悩み中。

情報漏洩と模範解答

司法試験の漏洩事件が話題ですが、国家試験の漏洩といえば、かつては<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-897.html" target="_blank" title="医師国家試験">医師国家試験</a>の独擅場でした。

医師国家試験は、出題範囲が広大で設問数が500問と多く、すべて選択肢問題(マークシート解答)です。

ある分野の出題委員が問題を漏洩したとしても、それが合否に直結するとは、とても思えません。

ところが司法試験は、平成24年度のもので、短答式(選択肢問題)が154問、論文式が8問(憲法が1問)。

この論文式というのがまた、シロウトの私には、最後まで読む気も失せるほど、設問自体がやたらに長い。

漏洩した教授は教え子に、自分の専門領域の憲法の出題内容のほか、短答式問題も教えた疑いがあるそうです。

とくに論文式は1問の比重が大きく、憲法の出題内容だけを知り得たとしても、圧倒的に有利になります。

教授から情報をもらった教え子は、A4で8ページ分の回答用紙を、模範解答と酷似した答案で埋めたとか。

その答案が完璧すぎて、情報漏洩が疑われてしまったというのは、まことに皮肉なことです。

つまり司法試験の考査委員は、受験者が完璧な答案を書けるはずがないと考えているわけです。

今後不正をされる方におかれてましては、完璧な答案を書くとバレるので、注意しなければなりません。

不正をしない優秀な受験者の皆様であっても、完璧な答案では怪しまれますので、少々手抜きが必要です。

カランちゃんとブラ坊

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1430.html" target="_blank" title="予告">予告</a>した通り、先日は珍奇植物を買いに、園芸店に行きました。

あらためて売場をよく見ると、珍奇植物(おもに、変わった外観の多肉植物)がたくさんあるじゃないですか。

何度か来たことのある店なのに、そのようなものが陳列してあるとは、まったく気付いていませんでした。

興味がなかった時には見えなかったものが、興味を持つと、どんどん目に飛び込んで来ます。

ネット検索では気づきませんでしたが、珍奇植物はほとんどが小ぶりなものでした。これは意外。

今回はリビングに置く、サイズの大きなものが目的だったので、大型のものを探し、2点購入しました。

「カランコエ・ベハレンシス(Kalanchoe berarensis)」。別名「仙女の舞」。一目惚れです。

その園芸店内でも、格別な珍奇度の、異様なオーラを放っていました。

ちょうど脊椎のように節くれだった幹がそそり立ち、キクラゲのような葉が、カゴ状に丸くまとまっています。

あー、こういう話って、画像が無いと、どうにもなりませんね。

「ブラッサイア(Schefflera actinophylla)」。「バッサイア」とも。

まっすぐ立ってたら何の変哲も無い観葉植物なのですが、異様に曲がりくねってひどく奇妙なので買いました。

人工的に曲げたのではありません。沖縄で、風雨にさらされて自然に曲がってしまったそうです。

その曲がりくねったへなちょこな植物も、うやうやしく設置すれば、まるで盆栽のように風格があるのです。

その2つの珍奇植物が、本日自宅に届きました。愛称は、カランちゃんとブラ坊に決定。

わが家のリビングの雰囲気が、かなり珍奇になってきました。

発明王エジソン

エジソンの生まれた日でもないのに、今朝の読売と日経のコラムがいずれも、エジソンにまつわる話でした。

ただし、両紙の内容がまったく違うのが面白い。

読売の編集手帳は、東芝とエジソンの関わりと、東芝の現状について書いています。

創業時代、エジソンに頼んで白熱電球を日本に送ってもらい、それがいまの東芝の基礎につながったという話。

その東芝が、利益を優先するあまり、経営体質が劣化しちゃいませんか、というのがコラムの主旨です。

「利益よりも、私は人類のために(略)働いている」というエジソンの言葉と対比させています。

日経の春秋は、エジソンのポジティブ・シンキングについてのエピソードを取り上げていました。

工場が火災で焼失したとき「これは、もっと良い設備に変えるチャンスだ」と言ったとか。

電球の試作で1万個失敗したら「うまくいかない方法を1万通り見つけ出しただけだ」とも。

一歩間違えると、負け惜しみにも聞こえます。その違いは、最終的に成功するかどうかなのでしょうね。

小学生の頃にエジソンの伝記を読んで、発明家になりたいと思ったことを覚えています。

そのノリで、6年生の時に科学クラブに入り、まず、アマチュア無線の免許取得のために勉強しました。

しかし長続きせず、ラジオを1つ、手作りしたのがせいぜいでした。根気が無いのです。

ちなみに中1では、アイデア開発クラブに所属しましたが、とりたてて良いアイデアは、出ませんでした。

大人になって、エジソンの実業家としての手腕(汚いところを含む)や、彼の業績の表と裏を知りました。

同業者を打ち負かすことに執念を燃やしたようなところなどは、のちのスティーブ・ジョブズもそっくりです。

温厚で争いごとの嫌いな人間では、発明を事業に結びつけることはできないのかもしれません。

若い女性の盗撮

「遊び心では許されない…若い女性の中高年盗撮」というニュースの見出しが目に留まり、驚きました。

私はてっきり、若い女性を中高年が盗撮したと思って記事を読んだら、若い女性が中高年を盗撮したのでした。

しかしそれなら「若い女性による、中高年の盗撮」とか「若い女性が中高年を盗撮」などの表記にしてほしい。

普通、「若い女性の盗撮」と言えば女性が被害者、「中高年の盗撮」と言えば中高年が加害者と考えます。

なんとも不公平な話ですが、この固定観念に反する記述をする場合には、特段の配慮が必要なのです。

そもそも、助詞の「の」の意味が、見出し程度の文脈ではわかりにくいのが問題です。

若い女性が加害者なら、「若い女性の盗撮」の「の」は、主格です。「が」で置き換えた方がよいでしょう。

ところで、若い女性が被害者なら「若い女性の盗撮」の「の」は所有格?自信が無いので、辞書を引きました。

その結果、ひとくちに所有格といっても、その中にも、さまざまな使われ方があることを再認識したのでした。

大辞泉の記載をそのまま紹介するのもアレなので、私なりの用例に置きかえて、書き並べてみます。

(1)所有「私の家」、(2)所属「家の庭」、(3)所在「庭の客」、(4)行為の場所「家のBBQ」、(5)時「秋のBBQ」、(6)作者・行為者「私のBBQ」、(7)関係・資格「趣味のBBQ」、(8)性質・状態「高温の炭」、(9)材料「樫の炭」、(10)名称・人名「BBQの神」、(11)数量・順序「多くの炭」、(12)対象「炭の着火」、(13)目標「行楽のBBQ」、(14)比喩「夢のBBQ」

というわけで、答は(12)でした。え、何の答かって?

全角と半角

通販サイトなどに住所を登録していると、「全角で入力してください」というエラー表示が出たりします。

よく見ると、全角で入力したはずの丁目番地が、半角になっているのです。

パソコンの日本語変換システムが、自動的に半角に変換し、私もそれに気がつかずに確定したのでしょう。

住所なんて、商品の送り先が間違わなければいいんだから、半角でも全角でも関係ないでしょうに。

おそらく、通販サイトのシステムが、半角文字に対応していないのです。その結果、利用者に不便を強いる。

最近また報じられた、特定健診のシステムの不具合も、それと似たような、低レベルの問題です。

健康保険証の番号が、特定健診では半角、診療報酬明細書では全角だったため、リンクできなかったとのこと。

この問題は、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-947.html" target="_blank" title="1年以上前">1年以上前</a>にも書きました。いや問題化したのは、もっと前です。なのに放置されていました。

システム改修は、技術的に困難なのでしょうか(まさか)、それとも面倒くさいのでしょうか(たぶん)。

全角を半角に自動変換するプログラムぐらい、チャッチャと付け加えなさいよ。パソコンだってできるのに。

心配になるのは、導入が近づいてきたマイナンバー制度です。

まさか、マイナンバーの扱いが、役所によって半角だったり全角だったりしないでしょうね。

いま、厚労省とか国税庁の担当者が、うわっ、やばっ!、とか言ってたりして。

夕食は野菜多め

BBQのときなどを除き、夕食の最初の一口は、いつも必ず<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1236.html" target="_blank" title="ヨーグルト">ヨーグルト</a>です。それに引き続いて、ビールです。

空きっ腹にビールが染み渡る爽快感を犠牲にしてでも、まず、ヨーグルトから口にします。

胃袋にヨーグルトが投入されると、胃の出口である「幽門」が閉じて、ヨーグルトは胃に留まります。

この時点では、まだ胃酸は出ていないので、ヨーグルトの乳酸菌は温存されます。これが大事です。

次いで流入してきたビールの炭酸とアルコールは、幽門を広げる作用があります。

これによって、ヨーグルトは生きた乳酸菌をふんだんに含んだまま、腸に送られていくのです。

このような理論に基づき、「空腹時にヨーグルトを食べて、すぐビールを飲む」のが、私の流儀です。

さて、その次に食べるのは、毎度おなじみ、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-921.html" target="_blank" title="ブロッコリー">ブロッコリー</a>です。1株丸ごとなので、かなり時間がかかります。

次いで、オクラ山盛りか枝豆1枝丸ごと、それに冷や奴、というパターンが、夏はいちばん多かったですね。

それらをすっかり食べ終わった後、ようやく、家族と同じ夕食のメニューが始まります。すでに満腹気味です。

カボチャスープなどの汁物とか、グリーンサラダとか、肉じゃがとか、きんぴらゴボウが出てきたりします。

でもって、メインの料理がとんかつなら、千切りキャベツが山盛りです。どんだけ野菜食いなんでしょうね。

その反動なのか、食後には、甘い物をだいぶ食べます。

チンキ植物

新聞の下の方に、新刊本や雑誌の広告が出てますが、昨日は雑誌「BRUTUS」の広告が、目を引きました。

「珍奇植物」の4文字。BRUTUS最新号の特集が。なにそれ。恥ずかしながら、初耳でした。

その字面から、怪奇生物のような、何かおどろおどろしいものを想像してしまいました。

「チンキ」という読みにも、ヨードチンキとかタムシチンキを連想させる、変なイメージがあります。

「珍奇」を辞書で引けば、めずらしく奇妙なこと、と。珍奇=珍+奇、そのまんまじゃないですか。

「珍」は、元は宝の意味らしいですが、やがて異様なもの、という意味も加わったようです。

「奇」は、元は片寄るという意味でしたが、やがてあやしい、という意味などが加わります。

つまり珍奇植物とは、珍しいだけでなく異様で、しかも怪しい植物なのでしょう。

そんなことはともかく、さっそくBRUTUSを購入。いやそれも待ちきれず、ネット検索です。

まあ、面白い植物たちですね、珍奇植物。はまる人もいることが、うなずけます。

その詳細について、珍奇植物シロウトの私が、知った風なことを書いてもしょうがないので、書きません。

植物に限らず、動物でも鉱物でも、文学でも芸術でも、世の中には珍奇なモノが、たくさんあります。

でもそのうち、手元に置けて、逃げ出さず、しかも育てる楽しみがあるのが、植物なんでしょうね。

リビングの、当たり障りのない観葉植物よりも、バルコニーに珍奇植物を置く方が、面白味はありそうです。

少しだけ、はまってみます。明日は、買い出しです。

五輪エンブレム白紙撤回

東京五輪のエンブレムは、原作者・佐野研二郎氏の盗用・転用疑惑により、白紙撤回されることになりました。

<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-1382.html" target="_blank" title="新国立競技場">新国立競技場</a>に続き、またケチが付きました。次は何でしょう。二度あることは三度あると言いますが・・・

ベルギーの劇場ロゴとの類似が指摘され、盗用が疑われても、佐野氏は偶然の類似だと主張し続けました。

佐野氏のその他の疑惑も次々に露呈しましたが、五輪エンブレムとは別の話だと、突っぱねてきました。

ところが、盗用を否定する根拠として、組織委員会が佐野氏の「原案」を公表したのが、裏目に出ました。

ベルギーとは似ていないことを示すための原案開示でしたが、今度は、別の展覧会のものにソックリでした。

弁明のために出した証拠が、逆に疑惑を決定的に深めたわけです。こういうのを、<a href="http://tsuruhara9linic.blog116.fc2.com/blog-entry-958.html" target="_blank" title="墓穴を掘る">墓穴を掘る</a>、と言います。

さて、次のエンブレムは、誰が作って誰が選ぶにしても、あらゆる批判に耐える覚悟が必要です。

ひとたび候補作が発表されたら、一斉に、似たもの探しが始まるでしょうから。

シンプルな図案であればたいてい、似たようなデザインのものが、どこかで見つかるでしょう。

類似品が見つかる確率を減らすには、もっと複雑な図柄にするしかありません。

だいたい、プシンプルなデザインの方が優れているという雰囲気が、そもそも間違いの元です。

たとえば招致エンブレムの「桜のリース」は、そのまま正式エンブレムに格上げしてもいいぐらいです。

あるいは、屏風絵だとか浮世絵のような、よく知られた芸術作品を取り入れるのも、いいかもしれません。

私がデザインを任されたなら、北斎の富嶽三十六景をモチーフにしてみたい。赤富士なんか、いいですね。

北斎の著作権なら、もう切れているはずだし。

大震災と大地震

9月1日は、関東大震災の起きた日にちなんで「防災の日」、防災意識を高める日です。

しかし、阪神・淡路大震災は1月17日に、東日本大震災は3月11日に起きました。

日本列島においては一年中、防災意識を保ち続けなければなりません。

大地震に伴うさまざまな災害をひとまとめにして、「大震災」と呼びます。

「大震災」は「だいしんさい」と読み、「おおしんさい」と言う人はいません。

しかし「大地震」は、「だいじしん」と「おおじしん」の2つの読み方が、世の中に混在しています。

子どもの頃は「おおじしん」しか聞いたことがありませんでしたが、最近は「だいじしん」が主流のようです。

阪神・淡路の翌年にNHKが行った調査では、すでにその時点で「だい」を使う人が8割近かったとのこと。

それなのにNHKはまだ、放送では「おおじしん」と言う規定だそうです。

かく言う私も「おおじしん」派。「だいじしん」には違和感を感じます。考え方が古いのでしょうか。

ルールはあります。「大+漢語」では「だい」、「大+和語」では「おお」と読むのが原則とのこと。

なので「大御所」「大道具」「大所帯」「大騒動」等で「おお」と読むのは、例外的な慣用読みだそうです。

「大ピンチ」のような「大+外来語」でも「だい」と読むので、よそものには「だい」を付けるようですね。

逆に、漢語のうちでも、日本に入ってすっかり馴染んだものが、「おお」と慣用読みされるのかもしれません。

その「大地震」がまた「だい」に戻ってきたのは、なぜなのか。私は次のように推測します。

「大御所」「大道具」「大所帯」「大騒動」は、「おお」の方が「だい」よりも、発音しやすいからです。

「御所」「道具」「所帯」「騒動」の最初の母音が「オ」なので、「おお」につながった方が、楽に言えます。

一方で、「地震」は最初の母音が「イ」なので、「だい」につながった方が、口の動きが少なくて楽です。

では「大火事」はどうか。「火事」の最初の母音は「ア」です。「おお」の方が「だい」よりも少し楽かも。

今後「おおかじ」が「だいかじ」に変わる理由はなさそうです。

ただし「大火事」自体がすたれるかもしれません。やはり今風には、「大火災」でしょうから。