努力を惜しまない

日ごろの医学分野の勉強は、教科書や医学雑誌よりも、ネットの方が圧倒的に便利です。

医学系の会員制サイトが、充実しているのです。とは言え、つまみ食い的に、好きな分野だけ閲覧してますが。

そう言えば学生時代も、興味のない分野は少し手を抜いて、好きな科目ばかり勉強していた思い出があります。

いかに最小限の勉強で試験を乗り切るか、そればかりを考えていました。

努力を惜しむな、とはいいますが、要領よく勉強する努力だけは、惜しんでいなかったのす。

日ごろはあまり読書などしないくせに、試験前になると、歴史小説などを読みふけったりしました。

気を取り直して医学参考書を読んでいるときにも、欄外のこぼれ話にばかり、目が行きます。

翌日が呼吸器の試験であれば、なぜか内分泌の参考書を精読し始め、しかもそれがすごく面白かったりします。

その時々で、いちばん必要なことを差し置いて、それ以外の何かに興味を見出すのが得意(?)でした。

現実逃避だったのでしょうか。あるいは、へそ曲がりだったのかもしれません。

最近は、試験と名の付くものからも遠ざかり、勉強はつねに興味本位でするのみ。これがいちばん楽しい。

いまでも何か、新しい興味を見つける努力は、惜しんでいません。